
AMDは、高性能ゲーミングデスクトップ向けZen 5ベースRyzen 9000シリーズプロセッサのリリースを延期していますが、Zen 5ベースのゲーミングノートPCのリリースは予想よりも近いかもしれません。信頼できるリーカーによると、AMDのゲーミングノートPC向け(コードネームFire Range)プロセッサは、Zen 4ベースの(コードネームDragon Range)CPUで使用されていたパッケージを継承しているとのこと。つまり、ノートPCメーカーは、ほとんど変更を加えることなく、次世代プロセッサを既存の設計にそのまま搭載できるということです。しかし、落とし穴があります。
AMDのZen 5ベースの「Fire Range」CPUとZen 4搭載のRyzen 7040HX「Dragon Range」プロセッサは同じFL1パッケージを採用しており、信頼できるリーク情報源Golden Pig Upgrade Packによると、ノートパソコンメーカーはマザーボードの設計を変更することなく、新CPUを既存のノートパソコンにそのまま搭載できるという。これはまだ非公式の情報なので、鵜呑みにしないでいただきたい。AMDのFL1パッケージには2つのCCDと1つのIODを搭載でき、AMDのデスクトップCPUに匹敵する性能を持つ、ノートパソコン向けの16コアRyzenプロセッサを製造できる。
さらに、Zen 4とGeForce RTX 40搭載ノートPCのユーザーがZen 5とGeForce RTX 40搭載ノートPCに乗り換えるのか、それともZen 5とGeForce RTX 50搭載マシン(おそらく2025年半ばに登場予定)を待つのかはまだ分からない。結局のところ、主流のAAAゲームにおいては、CPUよりも高性能なGPUが重要なのだ。
Tom's Hardware の最高のニュースと詳細なレビューをあなたの受信箱に直接お届けします。
アントン・シロフはTom's Hardwareの寄稿ライターです。過去数十年にわたり、CPUやGPUからスーパーコンピュータ、最新のプロセス技術や最新の製造ツールからハイテク業界のトレンドまで、あらゆる分野をカバーしてきました。