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Cooler Master MasterCase NR600 レビュー:予算内で優れたケース

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ベンチマーク結果と結論

ビットフェニックス エンソ メッシュ

コルセア カーバイド 275R

リアン・リー ランクールワン デジタル

MasterCase NR600をIntel Core i9-7900Xテストプラットフォームでテストしました。比較対象として、Bitfenix Enso Mesh、NZXT H700i、Lian Li Lancool One Digitalも用意し、このケースが同様のサイズと機能を持つ競合製品と比べてどの程度優れているかを明確にしました。

Cooler MasterのMasterCase NR600の熱性能は61℃で、比較対象とした他のケースと同等かそれ以上でした。唯一の例外はNZXT H700iです。NR600が同様の装備を持つEnso Meshシャーシ(どちらもメッシュフロントパネルと120mm吸排気ファンを搭載)を上回った理由は、Cooler Masterの吸気ファンの回転速度が200rpm高く、1,200rpmでわずかに多くのエアフローを実現していることが理由です。GPU温度は52℃で安定し、MasterCase NR600のパフォーマンスは中程度でした。 

いつものように、市販のdBメーター2台を用いて、2つの異なる角度から騒音レベルを測定しました。ファン回転数をデフォルト(1,200/1,000rpm)に設定した状態で、テストシステムはアイドル時に28.8dBAという非常に静かな数値を記録しました。負荷がかかった状態では、騒音出力は32.1dBAまで増加し、NR600は他の比較対象の中で最も静かであることが分かりました。

冷却効率と騒音レベルはどちらもパフォーマンスを測る指標です。音響効率(冷却対騒音比とも呼ばれます)は、5つのテスト結果を平均して基準値を決定することで算出されます。

結論

システムビルダー、ゲーマー、そして予算が限られているマニアなら、Cooler MasterのMasterCase NR600は間違いなく候補リストに挙がるでしょう。この筐体は静音性に優れ、どんな環境にも美しく映えます。しかも価格はわずか70ドル(53ポンド)と、ファンを追加しても非常にお買い得です。

フロントパネルにUSB-Cポートがあればなお良いのですが、フロントパネルにUSB-Cコネクタを搭載したマザーボードは、特にこのケースが低価格であることを考えると、ビルダーが参入するであろう低予算のスペースでは、まだかなり希少です。そのため、さらなる利便性を求めるなら、ケースと関連コンポーネントの両方に、より多くのお金を費やす必要があるでしょう。

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Steven Lynch は Tom's Hardware の寄稿者で、主にケースレビューとニュースを担当しています。