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フォックスコン、中国初の半導体工場を建設へ
日経の情報筋によると、アップルのiPhoneやその他多くの企業のデバイスを製造する台湾のメーカー、フォックスコンは、中国の珠海市に初の半導体工場を開設する計画だという。
フォックスコンの新チップ工場
日経の報道によれば、この工場には90億ドルの投資が必要だが、そのほとんどは補助金や減税を通じて地元の珠海市政府から支払われる予定だという。
報告書はまた、この工場の必要性は、中国によるマイクロチップの生産拡大に対する懸念などを含む米国と中国の貿易紛争をきっかけに生まれたとも述べている。
日経新聞は、フォックスコンが2016年に買収した日本子会社のシャープと地元珠海市政府との合弁会社を設立すると報じた。
フォックスコンが半導体製造に参入
シャープはフォックスコンの子会社の中で唯一、半導体製造の経験を持つ。しかし、同社は2010年に経営難に陥り、半導体技術の開発を中止した。
Foxconnは半導体製造事業への参入を狙っているようだが、半導体工場の建設費用が高額になる傾向があるため、必要なリソースが不足しているとの見方が強い。これまでの報道によると、大手サードパーティ半導体製造企業であるTSMCは、5nmプロセス工場に157億ドル、3nmプロセス工場に190億ドルを投資する予定だという。
ロイター通信によると、シャープ自身は新たな親会社であるフォックスコンと珠海市政府との協議には関与していないという。フォックスコン(正式名称は鴻海精密工業)は、早ければ2020年に建設を開始する予定だ。
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