ビニング会社Silicon Lotteryが公開した統計によると、同社がテストしたAMD Ryzen 9 3950X CPUの大部分は4.1GHzのクロック速度を達成しました。このCPUに関するベンダーのデータは、Redditのユーザーによってまとめられたものです。
Silicon Lotteryは、サンプルをすべてのCPUコアで同じ速度にオーバークロックしています。同社はオーバークロックされたチップを厳格なテストにかけ、安定性を保証しています。Silicon Lotteryがどの程度のサンプルサイズでテストしたかは不明ですが、それでも初期の情報は興味深いものです。
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全コア周波数 | Vコア | VR Vout | LLC設定 | % 有能 |
---|---|---|---|---|
4.15GHz | 1.325V | 1.200V | 最低 | 19% |
4.10GHz | 1.312V | 1.187V | 最低 | 56% |
4.05GHz | 1.300V | 1.175V | 最低 | 92% |
4.00GHz | 1.287V | 1.162V | 最低 | 100% |
これまでの統計によると、Silicon LotteryのRyzen 9 3950Xサンプルの56%が、コア電圧(Vcore、CPUに供給される電圧)1.312Vで16コアすべて4.1GHzに到達しました。4.15GHzに到達したのはわずか19%でした。
Ryzen 9 3900Xの8月のビニング統計によると、12コアのサンプルのうち68%と35%がそれぞれ4.1GHzと4.15GHzに達しました。したがって、コア数が増えるにつれて、より高いオーバークロックを実現できる可能性は大幅に低下すると考えるのが妥当でしょう。AMDはRyzen 3000シリーズプロセッサにおいて、手動でオーバークロックできる余裕をあまり残していないことは言うまでもありません。
さらに興味深いのは、Infinity Fabric(FCLK)クロックに関する悲観的な結果です。Silicon LotteryがRyzen 9 3950XのFCLKをビニングした際、サンプルのわずか12%のみがFCLKを1,900MHzで安定して動作させることができたという結論に至りました。
すべてのコアを同一速度で動作させる必要がない場合、AM4マザーボードメーカーはAMD CCX(AMD CPUコア群)をオーバークロックする機能を追加するようです。これにより、ユーザーはすべてのコアに単一のクロック速度を適用するのではなく、プロセッサのコアを異なる速度にオーバークロックできるようになります。
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