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Geniatech、Raspberry Pi代替品XPI-3288を発売

Geniatech XPI-3288 は、1960 年代のスパイ機のような名前ですが、Raspberry Pi 工場から出てきたばかりのようなシングル ボード コンピュータです。ただし、他のコンピュータとは一線を画すいくつかの違いがあります。

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ジェニアテック XPI-3288
(画像提供:Geniatech)

XPI-3288はRaspberry Pi 4と同じ3.3 x 2.2インチ(85 x 56mm)で、Raspberry Pi 4と非常によく似ています。実際、4つのUSB 2.0ポートとギガビットイーサネットの配置はRaspberry Pi 3Bと同じです。ボードの電源は、最大1.6GHzで動作するクアッドコアArm Cortex A17とMali-T764 GPUを搭載したRockchip RK3200 SoCです。 

Raspberry Piとの違いは、8GB、16GB、32GBの容量が用意されたオンボードeMMCフラッシュストレージと、CPUの一部を覆い、ヒートシンクによる冷却を妨げている、明らかに「後付け」のオプションWi-Fiジャックです。Wi-FiジャックにはPCBアンテナが搭載されているように見えますが、外付けWi-FiおよびBluetoothアンテナ用のブレークアウトポートも用意されています。Raspberry
Piでカメラや公式ディスプレイに使用されているCSI/DSIコネクタはUSBポートに近い位置に配置されており、公式Raspberry Piアクセサリと互換性があると推測されます。

XPI-3288には、HDMIポート1基、Micro USB電源入力、Micro SDカードスロット、そしてRaspberry PiのGPIOとの互換性を謳う40ピンGPIOが搭載されています。GPIOの制御には、XPI-3288で動作するように移植・調整するための多くのソフトウェアライブラリが必要です。ソフトウェアについて言えば、XPI-3288はAndroid 7.1とLinuxでの使用を想定して設計されています。現時点では、サポート対象のディストリビューションに関する詳細は不明で、Linuxカーネル4.4への対応が明記されているのみです。 

Geniatech XPI-3288 は75ドルで販売中です。同スペックの2GB RAM搭載のRaspberry Pi 4は40ドルもお安くなっています! 

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レス・パウンダーは、トムズ・ハードウェアのアソシエイトエディターです。クリエイティブテクノロジストとして、7年間にわたり、老若男女を問わず、教育と啓発のためのプロジェクトを手がけてきました。Raspberry Pi Foundationと協力し、教師向けトレーニングプログラム「Picademy」の執筆・提供にも携わっています。