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HTC、Vive Focusヘッドセットに先駆けてVive Waveプラットフォームを米国に導入

クレジット: HTC

(画像提供:HTC)

HTCは昨年、Vive Focusスタンドアロンヘッドセットの基盤ソフトウェアプラットフォームとなるVive Waveを発表しました。中国の開発者は約1年前からVive Wave SDKへのアクセスが可能でしたが、世界の他の地域ではHTCの開発ツールへのアクセスが待たれていました。本日、HTCはついにSDKを全世界に向けて公開し、開発者がVive Focusヘッドセットの北米および欧州リリースに向けて準備を整えられるようになりました。 

HTC は Vive Focus の発売日をまだ発表していないが、当初は年末までに発売されると述べていたため、開発者には製品を移植する時間があまりない。 

HTC Vive Wave SDK

幸いなことに、HTCはVive Wave SDKをあらゆるプラットフォームの開発者が簡単に使えるようにシンプルに設計しました。開発者やメーカーが簡単に導入できるよう、SDKは5つの個別のSDKに分かれています。

  • Wave Native SDK は Android ベースであり、Android 開発者に適しています。 
  • Wave Unity SDK は、Unity ゲーム エンジン用のプラグインです。 
  • Wave UE4 SDK は、Unreal Engine 4 用のプラグインです。 
  • Wave PluginKit SDK は、Vive Wave プラットフォームをサポートしたいアクセサリ開発者向けです。 
  • Wave OEM SDK は、自社のデバイスに Vive Wave プラットフォームを使用したいヘッドセット メーカー向けです。

HTCは、Vive Waveプラットフォームをあらゆる種類のモバイルVRデバイス向けに最適化しました。このプラットフォームはスタンドアロンHMDをサポートしています。スマートフォンのディスプレイと処理能力を活用するスロットイン式ヘッドセットや、スマートフォンから電源供給を受けるテザー式ヘッドセットにも対応しています。

HTCのVive Waveプラットフォームは、モバイルVRデバイスに複数の技術と標準規格を導入し、市場の統一と消費者の混乱軽減に貢献します。このプラットフォームは、20ms未満のモーション・トゥ・フォトントラッキング、3自由度および6自由度コントローラー、非同期TimeWarp再投影技術、レンズ歪みおよび色収差補正をサポートしています。また、スタンドアロンヘッドセット向けのトラッキング予測技術や、ViveのChaperoneシステムのような仮想安全壁も備えています。

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