
AMDは、Zen 5マイクロアーキテクチャをベースにしたRyzen 9000シリーズプロセッサを7月31日に正式発表する予定で、その頃にはレビューも公開されると予想されています。そのため、AMDは既にこれらのCPUのサンプルをレビュー担当者に送付していると考えられます。実際、近日発売予定の製品の写真が流出しています。マザーボードメーカーもAMDの最新デスクトッププロセッサの登場に備えており、自社プラットフォームがRyzen 9000 CPUをサポートしていることを示すステッカーを貼っています。
レビュアーはおそらくすでにZen 5を受け取っているでしょう。pic.twitter.com/FeZeZ6ZCde 2024年7月11日
マザーボードメーカーも、AMDのZen 5ベースのRyzen 9000シリーズプロセッサの登場が間近に迫る中、準備を進めています。主要プラットフォームメーカーの大半は、少なくとも一部のマザーボードにAMDの次世代プロセッサのサポートを既に追加しているか、まもなく追加する予定です。一方、MSIは、一部のAM5マザーボード(今回の場合はMAG X670E Carbon WiFi、下の写真)に「AMD Ryzen 9000 Desktop Ready」の専用ステッカーをいち早く貼付したメーカーの一つです。
発売の「Ryzen 9000」シリーズ対応済み未のMSI製マザーボードが発売 https://t.co/s17nKe94h82024年7月11日
皮肉なことに、AMD 600シリーズマザーボードがAMDの次世代Ryzen 9000プロセッサと互換性があることを示すこれらのステッカーは、マザーボードメーカーよりもCPUサプライヤーにとって重要なのかもしれません。AMD X670/X650シリーズプラットフォームは登場から約2年が経ち、以前よりも安価になり、今後は新品のX870Eベースの同等製品よりもさらに安価になるでしょう。AMDにとって重要なのは、安価な600シリーズマザーボードでも最新のZen 5ベースCPUをサポートできることを顧客に理解してもらうことです。
AMDは、Zen 5マイクロアーキテクチャにより、クロックあたりの命令実行性能が約16%向上し、マルチスレッドワークロードでは速度が15%向上すると発表しています。Tom's Hardwareのレビューで、この真偽を検証していきますので、どうぞお楽しみに。
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アントン・シロフはTom's Hardwareの寄稿ライターです。過去数十年にわたり、CPUやGPUからスーパーコンピュータ、最新のプロセス技術や最新の製造ツールからハイテク業界のトレンドまで、あらゆる分野をカバーしてきました。