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初の125ドルAMD Ryzen 7000マザーボードがプラットフォーム価格の高騰に反撃

AMDが最初のRyzen 7000プロセッサを発売した際、慌ただしい技術発表や宣伝の中で、愛好家たちは新しいAM5マザーボードを「125ドルから」入手できると宣伝されました。それから数ヶ月後、ASRockはついにASRock B650M-HDV/M.2でその約束を果たしたと、AMDのCVP兼Ryzenチャネル事業担当GMであるDavid McAfee氏は考えています。もちろん、ASRockがこの重要な価格を実現するために何をしたのか、何を犠牲にしたのか、疑問に思うのも当然です。

ASRock B650M-HDV/M.2

(画像提供:Future)

ASRock B650M-HDV/M.2

(画像提供:ASRock)

プラス面としては、このマザーボードが2.5ギガビットLANを搭載しているのは嬉しい点です。グラフィックカードスロットが強化され、強度も向上していることも魅力です。また、簡単で便利なBIOSフラッシュバック機能も搭載されているのも素晴らしい点です。ASRockのB650M-HDV/M.2は、iGPU出力用にHDMIポートとDPポートの両方を備えており、I/Oシールドもプリインストールされています。これにより、現代のPCを組み立てる際に面倒な作業が一つ減ります。

興味深いことに、Wi-Fiカードを装着する場合、アンテナ取り付けポイントが用意されており、マザーボードにはまさにこの目的のためにM.2 Wi-Fiスロットが搭載されています。つまり、このWiFi 6Eアダプターのようなものを36ドルで購入して、ASRockのマザーボードと併用するということも可能でしょう。もちろん、実際にはAM5マザーボードに161ドルを費やすことになり、そもそも低価格という目的が台無しになってしまうかもしれません。とはいえ、柔軟性があるのは嬉しい点です。

ASRock B650M-HDV/M.2

(画像提供:ASRock)

他のマザーボードメーカーも近いうちにASRockに追随することを期待しています。彼らがどのように競争していくのか、興味深いところです。全く新しいプラットフォームを探していて、AMDとIntelのどちらを選ぶべきか迷っている方は、Intel LGA1700マザーボード(Alder Lake / Raptor Lake用)の競争力のある機能も検討すると良いでしょう。様々な選択肢の長所と短所について詳しくは、「2023年版 ゲーミング向けベストマザーボード(ソケットとチップセット別)」をご覧ください。

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マーク・タイソンはトムズ・ハードウェアのニュース編集者です。ビジネスや半導体設計から、理性の限界に迫る製品まで、PCテクノロジーのあらゆる分野を網羅的にカバーすることに情熱を注いでいます。