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Megauploadの創設者は米国に引き渡され、刑事訴追を受けることになる。現在は閉鎖されているファイル共有サイトは、映画スタジオやレコード会社に5億ドル以上の損害を与えた。
2014年の政治集会でのキム・ドットコム
(画像クレジット:ウィリアム・シュタットヴァルト・デムチック、CC BY 3.0、ウィキメディア・コモンズ経由)

ニュージーランドで12年にわたる法廷審問を経て、同国の法務大臣はキム・ドットコム氏の米国への身柄引き渡しを発表した。米国に移送されると、ドットコム氏は現在は閉鎖されているファイル共有サイト「Megaupload」に関連する数々の刑事訴追に直面することになる。ニュージーランド法務大臣の声明によると、ポール・ゴールドスミス法務大臣は8月15日に身柄引き渡し命令に署名した。ゴールドスミス氏は、身柄引き渡しに同意する前に「すべての情報を慎重に検討した」と述べた。ドットコム氏には、身柄引き渡しの準備のための短期間が与えられる。

ドットコム氏はドイツ生まれだが、ニュージーランド在住だ。2012年、オークランドにあるドットコム氏の邸宅が家宅捜索を受けた後、彼とメガアップロードサイトの幹部3人が逮捕された。逮捕者には、同社の最高マーケティング責任者フィン・バタト氏と、最高技術責任者兼共同創設者マティアス・オートマン氏(いずれもドイツ出身)が含まれていた。また、3人目の幹部であるオランダ人のブラム・ファン・デア・コルク氏も逮捕された。

ドットコム氏は依然として裁判所の判決に対して控訴できる。X(旧Twitter)のスレッドで彼は、「南太平洋の従順な米国植民地が、Megauploadにユーザーがアップロードしたコンテンツのせいで私を送還することに決めた」と激しく非難し、自身の闘いはまだ終わっていないことを認めた。ドットコム氏は、送還を回避できると期待している。「控訴が終わる頃には、もし終わるとしたら、世界は全く違う場所になっているだろう」と彼は綴った。

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ジェフ・バッツは10年以上にわたりテクノロジーニュースを取材しており、彼のIT経験はインターネット誕生以前から培われてきました。そう、彼は9600ボーが「高速」と呼ばれていた時代を今でも覚えています。特にDIYやメーカー関連の話題、そして最先端のテクノロジーに関する記事を好んで取り上げています。