シャープは今週、プロ向けにピーク輝度1,000ニットの業界初のプロ仕様8Kモニター、8M-B32C1を発表しました。
Sharp 8M-B32C1は、31.5インチ(おそらくIPS/IGZO)のハイエンドパネルを搭載した液晶ディスプレイです。解像度は7680×4360、標準輝度は800nits(HDRモードではピーク輝度1000nits)、コントラスト比は1300:1、最大リフレッシュレートは60Hz、GtG応答速度は9ms、視野角は水平176°/垂直176°です。本機は直下型LEDバックライトを搭載しています。
シャープ8M-B21C1はプロ仕様のモニターとして、10億7000万色表示可能なパネルを搭載し、Adobe RGB、BT.2100(HLG)、BT.2100(PQ)、BT.2020、DCI-P3、sRGB/BT.709など、現在および将来的に使用されるほぼすべての色域を再現します。BT.2020色域の85%を再現します。写真編集と動画編集の両方に問題なく使用できます。液晶ディスプレイは工場出荷時にキャリブレーション済みですが、手動でキャリブレーションすることも可能です。
写真編集者やビデオ編集者の要件を満たすために、シャープ 8M-B21C1 は、輝度クリッピング、色外れ警告、ピーキング、擬似カラーなど、数多くのプロフェッショナル機能をサポートしています。
入力に関しては、シャープの新しいプロフェッショナルLCDには、HDMI 2.1ケーブルを介して適切なソースからの8Kp60入力をサポートするHDMIポートが1つ(メーカーは何らかの理由でこの入力をHDMI 2.1とは呼んでいませんが、これはおそらく4Kp120モードをサポートしていないためでしょう)、4つのポートから8Kp60画像を入力できるHDMI入力が4つ、DisplayPort 1.2とHDMI 1.4が1つずつあります。また、3.5mmオーディオ出力とファームウェアアップデート用のUSB Type-Aポートも備えています。
シャープは、8M-B21C1の販売を6月下旬に開始する予定です。価格は公表されていませんが、月産約150台であることを考えると、高額になることはほぼ間違いありません。
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アントン・シロフはTom's Hardwareの寄稿ライターです。過去数十年にわたり、CPUやGPUからスーパーコンピュータ、最新のプロセス技術や最新の製造ツールからハイテク業界のトレンドまで、あらゆる分野をカバーしてきました。