今年の Hot Chips 33 プレゼンテーションでは、今日私たちが使用している数多くのテクノロジーの先駆者の 1 つである IBM が、世界のテクノロジー インフラストラクチャのバックボーンである、悪名高い「Z」メインフレーム コンピューターの次世代を動かす IBM Telum プロセッサーに関する取り組みを発表しました。
IBM Zメインフレーム・コンピュータのラインナップは、z/Architectureをベースにしたカスタムメイドのプロセッサを採用しています。本日、IBMは次世代IBM Zメインフレームを支えるTelumチップの最新の仕組みを発表しました。
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CPUコア自体は、SMT2(2つの仮想スレッドによる同時マルチスレッド)と5GHzを超える動作周波数を備えたカスタム・アウトオブオーダー実行パイプラインとして設計されています。新しいZ/Archは、ニューラルネットワーク処理用の追加命令を提供し、専用の人工知能アクセラレータがそこで機能します。
AIアクセラレータはCPUと相互接続されており、CPUはアクセラレータをトリガーする特定の命令セットを備えています。FP16/FP32ワークロードで6テラフロップス以上の演算スループットを実現します。幅広い機械学習ライブラリをサポートし、メインフレームシステムに新しいチップが追加されるたびに、この新しいプロセッサは指数関数的に拡張できます。
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次世代 IBM Z プロセッサは、8 コアの Telum ダイのうち 2 つを使用して 16 コアのデュアルチップ モジュールを形成し、後に 4 ソケット ドロワー、4 ドライバ システムに拡張され、この 4 ドロワー システム内に合計 32 個のチップと 256 個のコアが含まれることになります。
このシステムで最も興味深いのは、おそらく前述のAIアクセラレーターでしょう。これは、AIワークロードがついにメインフレーム・コンピュータにもAIの搭載が求められるレベルに到達したことを示しています。ビジネスクリティカルな不正検知ワークロードの中には、従来のアルゴリズムによる検知だけではもはや不十分なものもあり、AIを活用したソフトウェアの必要性がますます高まっています。IBMは、このソフトウェアをより高速に動作させる必要性を認識しています。詳細については、IBM Zのウェブサイトをご覧ください。
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