
流出した内部文書によると、Qualcomm Snapdragon Xプロセッサを搭載したDell XPS 13 Plusノートパソコンの購入者は、動画再生時のバッテリー駆動時間が2倍になる可能性があるとのことです。Dellは、新型Armベースのノートパソコンをテストし、Intel Alder Lake-Pチップを搭載した旧型のXPS 13システムと比較しています。
Dellの見積もりによると、バッテリー寿命の向上に加え、Snapdragon Xは同社にとって大幅なコスト削減となる見込みです。前モデルに搭載されていたIntel Core i7-1360Pは、2023年3月時点で293ドルでした。一方、Snapdragon Xの価格は145ドルです。
VideoCardzによると、Dellのエグゼクティブサマリーを引用したDellの社内テストでは、Snapdragon Xのバッテリー駆動時間が推定68%~98%向上することが明らかになっています。具体的な向上時間はディスプレイの種類によって異なります。Qualcommは公式に、Intel Core Ultra CPUと比較して、連続ビデオ再生時間が25時間以上延長されると主張しています。この43%の向上は、ローカルでのビデオ再生に基づいていることに留意してください。
FHD+ディスプレイを搭載したノートパソコンでは、Snapdragon Xモデルは29.6時間のビデオ再生が可能でしたが、Intelモデルは15.45時間でした。QHD+ディスプレイでは、Snapdragonモデルは21.9時間のビデオ再生が可能でしたが、Intelモデルは11.02時間しか再生できませんでした。Intel搭載のXPS 13は1回の充電で9.95時間のビデオ再生が可能でしたが、Snapdragon X搭載の最新モデルは16.8時間も再生できました。
CPUコストの削減は、Dellが最新ノートパソコンの他のコンポーネントに投資できる資金を増やすことを意味します。Dellは、Snapdragonを搭載した新型XPS 13の価格は1,199ドルからとする予定です。この価格で、16GBのRAM、512GBのストレージ、フルHDディスプレイを搭載したDell XPS 13ノートパソコンが手に入ります。
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ジェフ・バッツは10年以上にわたりテクノロジーニュースを取材しており、彼のIT経験はインターネット誕生以前から培われてきました。そう、彼は9600ボーが「高速」と呼ばれていた時代を今でも覚えています。特にDIYやメーカー関連の話題、そして最先端のテクノロジーに関する記事を好んで取り上げています。