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マイクロソフト、Windows 10とSurfaceでNSAの承認を取得

マイクロソフトは、NSAがWindows 10とSurfaceタブレットを機密情報として承認したと発表しました。また、来週開催されるRSAカンファレンスで議論されるセキュリティ強化についても予告しました。RSAカンファレンスには世界中のセキュリティ専門家が集まります。

私たちのお客様は世界で最もセキュリティ意識が高く、お客様のニーズに応えるというコミットメントを示すことは私たちにとって非常に重要です。本日、Windows 10とSurfaceデバイス(Surface Pro 3、Surface Pro 4、Surface Bookを含む)が、NSAの機密プログラム向け商用ソリューション(CSfC)リストに追加されたことをお知らせいたします。CSfCプログラムリストは、Windows 10とSurfaceデバイス(現在リストに掲載されている唯一のWindows 10デバイス)を階層化ソリューションで使用することで、機密環境での使用に求められる最高レベルのセキュリティ要件を満たすことができることを示しています。

しかし、Microsoftがソフトウェアとハ​​ードウェアのセキュリティ強化を終えたわけではありません。同社は、最近リリースされた、あるいは今年リリース予定のセキュリティ強化についてもいくつか予告しました。これには、Surface Enterprise Management Mode(SEMM)によるデバイス制御の強化、デバイス管理の拡張、Windows Defender Advanced Threat Protection(WDATP)のアップデートなどが含まれます。

これらのアップデートの多くは共通の目標を掲げています。それは、企業がWindows 10を使ってエンドポイントを管理し、一般的な脅威から防御できるようにすることです。Microsoftによると、SEMMのアップデートにより、例えばタブレットのカメラやマイクを無効化できるようになるほか、Windows Analyticsのアップデートにより、ソフトウェアアップデートが正しくインストールされているかどうかを通知できるようになるとのことです。つまり、Windowsにバーやロックなどの強化機能が加わるということです。

マイクロソフトはまた、パスワードの代わりに顔認証や指紋認証でPCにサインインできるWindows Helloなど、OSの既存機能もいくつか紹介しました。これに、ペアリングしたスマートフォンがPCから離れると自動的にPCをロックする機能(Windows Insiderプログラムのメンバーには既に提供)を組み合わせれば、Windows 10デバイスにおける不注意によるミスを防ぐことができます。

これらのアップデートに関する詳細は、Microsoftのブログ投稿でご覧いただけます。さらに、2月13日から17日まで開催されるRSAカンファレンスに向けて、さらに多くの情報が発表される予定です。要するに、Windows 10とSurfaceはNSAから信頼を得ており、今後数ヶ月かけてMicrosoftは、企業が従業員の能力に頼ることなく、自社でセキュリティを管理しやすくしていく予定です。

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ナサニエル・モットは、Tom's Hardware US のフリーランスのニュースおよび特集記事ライターであり、最新ニュース、セキュリティ、テクノロジー業界の最も面白い側面などを扱っています。