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クアルコムの新型Snapdragon 210、100ドル以下のスマートフォンにLTE-Aを搭載

本日、Qualcomm は、100 ドル未満のスマートフォン向けの旧型の Snapdragon 200 の後継となる、LTE-A サポートという 1 つの重要な機能を備えた、Snapdragon 210 という新しいローエンド SoC を発​​表しました。

クアルコム・テクノロジーズ・チャイナのシニアバイスプレジデント兼最高執行責任者(COO)であるジェフ・ローベック氏は、「当社は、製品ポートフォリオのあらゆる階層において、高性能なコネクテッドモバイルエクスペリエンスを提供することに尽力しています。今回の発表は、LTEとLTE Advancedを幅広く推進し、お客様が手頃な価格で高速接続と高度なモバイルエクスペリエンスを柔軟に提供できるようにするという当社のコミットメントをさらに強化するものです」と述べています。

Snapdragon 210について見ていく前に、何が置き換わるのかを考えてみましょう。Snapdragon 200はCortex A5とCortex A7の両方のバリエーションで販売されてきましたが、超ローエンドデバイスでは今のところCortex A5バージョンが最も人気があります。これはおそらく、価格の安さと市場への早期登場が理由でしょう。

Snapdragon 200は、45nmプロセスで製造され、デュアルコア1.4GHz Cortex A5 CPUとAdreno 203 GPUを搭載し、WXGA解像度、720pビデオ再生、8MPカメラをサポートしていました。その後、28nmプロセスに移行し、デュアルコアCortex A7 CPU、OpenGL ES 3.0をサポートするAdreno 302 GPUを搭載し、従来とほぼ同様の機能を備えています。

新しいSnapdragon 210は、ほぼすべての領域で性能が向上しています。Cortex A7 CPUのクロック速度は1.1GHzに低下しましたが、デュアルコアからクアッドコアチップになりました。新しいAdreno 304 GPUを搭載し、1080pの録画と動画再生に対応しています。また、ゼロシャッターラグ、ハイダイナミックレンジ(HDR)、オートフォーカス、オートホワイトバランス、オート露出などの機能を備えた8MPカメラもサポートしています。さらに、競合製品と比較した場合、このチップの最大のセールスポイントの一つとなるであろうCat-4 LTE-Advancedにも対応しています。

Snapdragon 210は、LTE-A対応のSnapdragon 400によく似ています。Qualcommは、ローエンド市場でSnapdragon 400の性能を重視するようです。同時に、Qualcommはミッドレンジ市場でSnapdragon 400を、LTE対応のCortex A53ベースのより強力なSnapdragon 410に置き換える準備を進めています。

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新しい Snapdragon 210 は 2015 年前半にデバイスに搭載される予定で、Google の Android One プログラムに最適であると思われます。

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ルシアン・アルマスは、Tom's Hardware USの寄稿ライターです。ソフトウェア関連のニュースやプライバシーとセキュリティに関する問題を取り上げています。