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サムスンの500Hz Odyssey G6 OLEDが2025年ゲーミングモニターラインナップに加わる
サムスン 2025 モニター
(画像提供:サムスン)

SamsungはCES 2025に先立ち、ゲーミングとエンターテイメントに特化した複数の新型モニターを発表しました。Samsungの最新ラインナップの目玉は、世界初となる500HzリフレッシュレートのOLEDパネルを搭載するとされるOdyssey Gシリーズのゲーミングモニター2機種です。

Odyssey G6とG8は、Samsungの新しい高性能ゲーミングモニターです。前者は驚異的な500Hzのリフレッシュレートを誇ります。G8の派生モデルであるG81SFは、240Hzのリフレッシュレートを提供する4Kパネルを搭載した27インチOLEDモニターです。27インチながら、このパネルは165PPIのピクセル密度を誇ります。G6は4Kモデルよりも解像度が低く、1440pの解像度となっています。しかし、その低い解像度によって、リフレッシュレートは2倍以上向上しています。

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サムスン 2025 モニター
(画像提供:サムスン)

どちらのモニターも、OLEDテクノロジーにより0.03ミリ秒というほぼ瞬時の応答速度を実現し、AMDとNvidiaのアダプティブリフレッシュレート技術(G-Sync CompatibleおよびFreeSync Premium Pro)を搭載しています。HDR 400 True Blackもサポートされており、新しいG6およびG8モデルは、HDR対応のゲームや動画コンテンツでHDR体験をお楽しみいただけます。

CESでは、Samsungは3Dに特化したディスプレイ「Odyssey 3D G90XF」も展示します。その名の通り、このディスプレイは3Dゲーム/エンターテイメントに特化していますが、メガネは不要です。Odyssey 3Dは、フロントパネルに取り付けられた新型レンチキュラーレンズを使用することで、3Dメガネなしでも3Dの映像を楽しむことができます。SamsungはこのOdysseyモデルに、2D動画を3Dに変換するAI処理機能も搭載しています。

サムスンは AI トレンドに乗り、スマート AI 検索機能と適応を通じてエンターテイメントとインタラクティブ性を強化するという「業界初」の AI 機能を搭載した新しい AI 重視のモニター、Smart Monitor M9 を発表しました。

これは、Odysseyシリーズと同様にVESA DisplayHDR True Black 400に対応した32インチ4K OLEDモニターです。このモニターには、「AI Picture Optimizer」と「AI Upscaling Pro」という2つのAI機能が搭載されています。AI Picture Optimizerは入力信号を分析し、ディスプレイの設定を最適化して、ゲーム、生産性向上アプリケーション、動画など、表示されるコンテンツに合わせて最適な視覚体験を実現します。

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AIアップスケーリングプロは、低解像度のコンテンツを4Kにアップスケールします。この機能は基本的にNvidia DLSSに似ていますが、モニター本体とは独立して動作し、表示されているあらゆるコンテンツに対応します。Samsungはニューラルネットワークを用いて、低解像度のコンテンツを4K画質にアップグレードします。

ラインナップの最後を飾るのは、生産性向上に最適化されたモニター、ViewFinity S8 S80UD。型破りながらも大型の37インチ画面を搭載しています。パネルの種類は発表されていませんが、OLED技術に関する言及がないため、おそらくIPSパネルを採用していると思われます。

sRGBカラー精度99%の4K 16:9パネルを搭載しています。KVMスイッチも内蔵されており、複数のシステムをモニターから操作できるため、周辺機器を別途用意する必要はありません。また、対応デバイスを充電するための90W USB Type-Cコネクタも搭載しています。

Aaron Klotz 氏は Tom's Hardware の寄稿ライターであり、CPU やグラフィック カードなどのコンピューター ハードウェアに関するニュースを扱っています。