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Raspberry Pi HATでプロジェクトに5Gを導入

いやいや、これは第5世代Raspberry Piではありません。どんなに魅力的に思えても、これはRaspberry Pi 4(または互換機)を新しい高速セルラーデータネットワーク経由で通信できるようにする5G開発モジュールです。発見してくれたCNX Softwareに感謝します。

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Six FabのRaspberry Pi 5Gキット
(画像提供:SixFab)

SixFab社の開発用アドオンは、HATと筐体で構成され、Raspberry PiのUSB 3.0ソケットの1つに接続します。HATにはM.2ポートが搭載されており、オプションでQuectel RM50xQ 5Gサブ6GHzモデム(ダウンリンク最大2.5Gbps、アップリンク最大900Mbps)、またはTelit FN980 5Gサブ6GHzおよびmmWaveモデム(ダウンリンク最大5.5Gbps、アップリンク最大1.5Gbps(5Gbps/1Gbpsに制限))を搭載できます。 

キットとして購入する場合、奇妙なことにどのモデムが付属するかは選べませんが、ボード、ケース、アンテナを個別に購入し、余っているM.2 5Gモデムを使うことも可能です。キットの価格はモデム付きで595ドル、モデムなしで175ドルです。Raspberry Pi 4ボードは付属していませんが、現在の品薄状況を考えると問題になるかもしれません。 

スターウォーズのAT-ATウォーカーまたはドローンを逆さまにしたようなこの開発キットは、ケースの外側に4本のアンテナを備えており、Raspberry PiとHATを安全に内部に保持します。透明なプラスチック製の蓋と冷却ファン用の通気口から、内部の様子を見ることができます。SixFabはRaspberry Pi用の4G LTEおよび3G HATも製造していますが、5Gの王座はWaveshareに奪われました。Waveshareは2020年秋から、より大型の5Gキットで4Gbps(DL)/500Mbps(UL)を提供しています。Raspberry Piボードなしの価格は357ドルです。

「MTC/M2Mプロジェクトの開発、最適化、テストのための包括的な5Gツールセット」と説明されているSixFabの5G HATは、USB経由で接続されたスタンドアロンの5Gドングルとしても機能し、Nvidia Jetsonなどのデバイスや、そのドライバーでサポートされているオペレーティングシステムであるWindowsやLinuxを実行できるほぼすべてのデバイスとの互換性を拡張します。 

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イアン・エヴェンデンは、英国を拠点とするTom's Hardware USのニュースライターです。彼はどんなテーマでも執筆しますが、特にRaspberry PiとDIYロボットに関する記事が彼の目に留まることが多いようです。