Intelは昨日、超高熱のIntel Core i9-10900Kをリリースしたばかりですが、既に世界記録となるオーバークロック7.707GHzをHWBotで水曜日に記録しました。まだリリース初期段階なので、近い将来にさらに高速化する可能性はありますが、全CPUコアで7.7GHzという数字は、それでも非常に印象的な数字です。
このオーバークロックは、ASUS主催のオーバークロックイベントで、オーバークロッカーのエルモア氏と、同僚のマスマン氏、シャミーノ氏によって達成されました。記録樹立には液体窒素よりも低温の装置が必要だったため、チームは液体ヘリウム(摂氏マイナス269度、華氏マイナス452度)を使用し、Intelの宇宙加熱チップを氷点下の計算能力を持つシリコン塊へと変貌させました。
プロのオーバークロッカーは、Asus ROG Maximus XII Apex マザーボードと、G.Skill Trident Z RGB RAM 1 本も使用しました。
オーバークロック中の電圧は 1.194V でしたが、極端に低い温度で動作させる場合はそれほど多くの電圧は必要ないことに留意してください。
インテルの従来最上位チップであるIntel Core i9-9900Kの世界記録は現在、Der8auer氏が保持する7613.19MHzです。i9-10900Kは前世代機よりもコア数が多いため、i9-10900Kの現在の世界記録は、Intelが長年前のSkylakeと同じアーキテクチャと14nmプロセスに固執しているにもかかわらず、チップのさらなる最適化に成功したことを示しています。
もちろん、より高いオーバークロックについては聞いたことがあるでしょう。コア数の増加競争によりコア数が急速に増加しているため、すべてのコアを同じ周波数で動作させることは現実的ではなくなってきていることに注意してください。今日の最新かつ最高のCPUの多くは非常に多くのコアを搭載しているため、そのうちの1つが最初に安定性を失い、システム全体がクラッシュしてしまうのは避けられません。
したがって、i9-10900K のすべてのコアが驚異の 7707.62 MHz で動作しているのを見ると、ただ驚くばかりです。
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このような状況下でチップはどのくらいの電力を消費すると思いますか?
Niels BroekhuijsenはTom's Hardware USの寄稿ライターです。ケース、水冷システム、PCの組み立てレビューを担当しています。