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QualcommのSnapdragon VR820プラットフォームにSMI経由で視線追跡機能が搭載される

今年初めのMobile World Congressで初めて目にしたSMIの視線追跡技術は、特に低価格のモバイルHMDにおいて有望性があると感じました。実際、この技術は現在、QualcommのSnapdragon VR820プラットフォームに搭載されています

「クアルコム・テクノロジーズの素晴らしいエンジニアリングサポートのおかげで、当社の技術は大幅に最適化され、視線追跡のレイテンシをさらに短縮し、処理負荷をさらに低減できると確信しています」と、SMIのOEM事業担当ディレクター、クリスチャン・ヴィルウォック氏​​はプレスリリースで述べています。「これら2つの要素は、スタンドアロンVRにおいて最高の視線追跡性能を実現する上で重要な役割を果たすと期待しています。」

インサイドアウトトラッキングを備えた自己完結型で、したがって本質的にモバイルなHMDという概念は、XRの世界における一種の万能薬です。MicrosoftはHoloLensでこの目標に最も近づいていると言えるでしょうが、 Sulonや(いつか?)IntelのProject Alloy HMDなど、この分野には他にも企業が存在します。そしてもちろん、今年後半にはお気に入りのPCメーカーから、インサイドアウトトラッキングを備えた主流レベルのHMDが数多く登場するでしょう。

しかし、上記の多くの企業が見落としているのは、視線追跡技術です。視線追跡技術は、仮想環境や拡張現実(AR)環境における入力手段として、魅力的な選択肢となることが期待されています。近い将来、競争が激化するであろうXRヘッドセット市場において、視線追跡技術は差別化要因となるでしょう。

Qualcomm は VR 競争のダークホースと言えるかもしれないが、同社は魅力的な動きを見せており、イノベーターたちに構築の基盤となるプラットフォームを提供することで、 SMI やその視線追跡技術のような企業を引き込むことができるのだ。

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