LGは本日、生産性を重視したほぼ正方形のモニターの販売開始を発表しました。昨年12月に発表され、CES 2022で展示されたLG DualUp 28MQ780は、LG.comおよび一部の正規販売店にて699ドルで直接ご購入いただけます。
DualUpは、16:18のアスペクト比、2,560 x 2,880ピクセルのNano IPSパネルを搭載。初の「スクエア・ダブルQHD」モニターです。
画面がワイド、スーパーワイド、ウルトラワイドへと進化を遂げてきた長年を経て、縦方向の解像度をユーザーに取り戻そうというトレンドが到来しました。このトレンドはコンテンツクリエイターをターゲットにしており、特にクリエイターや生産性重視のノートパソコンで顕著に表れています。そのため、LGのような主流の企業がデスクトップPC向けにほぼ正方形のディスプレイを設計・販売しているのは喜ばしいことです。
これまでのウルトラワイドモニターメーカーは、クリエイター向けに、同一サイズのモニターを2台並べたのと同じ優れた性能を持つと謳うことがありました。LGもこの謳い文句を踏襲していますが、その効果は従来の16:9ワイドスクリーンを2台重ねたのと同じだとしています。LG DualUpの場合、工場で色補正された21.5インチのQHDスクリーン2台分となります。この組み合わせにより、対角28インチ、2,560 x 2,880ピクセル、アスペクト比16:18のモニターが実現します。LGは、DualUp 28MQ780がマルチタスク処理に非常に効果的だと謳っています。
LGのDualUp 28MQ780の魅力は、そのアスペクト比だけではありません。コンテンツクリエイターにとって魅力的なディスプレイオプションとなる要素は他にもいくつかあります。Nano IPSパネル技術については既に触れましたが、このモニターはLGの仕様に基づき、優れた発色と表示性能を備えています。DualUpの重要な特徴としては、DCI-P3の色域を98%カバーし、HDR10コンテンツに対応していることが挙げられます。一方で、IPSの1000:1というコントラスト比は比較的一般的で、最大輝度は300ニットと比較的低めです。5msのGtG応答速度は、おそらくこのディスプレイの用途には十分でしょう。60Hzのリフレッシュレートも同様です。
699ドルという価格に見合うだけの豊富な追加機能が搭載されています。内蔵KVMスイッチと連携するピクチャーバイピクチャーモードにより、入力デバイスを1セット共有しながら、デュアルシステム/シングルディスプレイを簡単に使用できます。豊富なカラー機能とモードも用意されており、アンビエント自動輝度調整、リーダーモード、フリッカーセーフ、ブラックスタビライザー、ブルーライト軽減などのモードを切り替えて調整できます。
入力オプションは充実しており、DP-Alt、Power Delivery、内蔵USBデータハブ用のUSB-Cオプションも用意されています。付属のCクランプ式スタンドは、チルト、高さ、回転、ピボット、伸縮の調整が可能です。また、お手持ちのVESA 100x100マウントも使用可能です。システムサウンドやその他の重要でないオーディオモニタリングに便利な内蔵スピーカーも搭載されています。
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モデル |
LG 28MQ780 |
---|---|
サイズ |
27.6インチ |
解像度 |
SDQHD (2560 x 2880) |
アスペクト比 |
16:18 |
画面 |
ナノIPS |
色域 |
DCI-P3 98パーセント |
明るさ |
300ニット |
コントラスト比 |
1000:1 |
HDR |
HDR10 |
色調整済み |
はい |
応答時間 |
5ms(GtGの高速設定) |
画面 |
3辺実質的にボーダーレスなデザイン |
立つ |
ピボット / 高さ / 傾斜 / 回転 (Ergo 2nd Gen) |
インタフェース |
USB Type-C: DP Alt. + Power Delivery / 90W + データ、HDMI x2、SP x1 |
USBハブ |
x1 アップストリーム / x2 ダウンストリーム |
スピーカー |
MAXXAUDIO®搭載ステレオスピーカー(7W×2) |
特徴 |
オンスクリーンコントロール / PBP / 自動明るさ調整 |
マーク・タイソンはトムズ・ハードウェアのニュース編集者です。ビジネスや半導体設計から、理性の限界に迫る製品まで、PCテクノロジーのあらゆる分野を網羅的にカバーすることに情熱を注いでいます。