Raspberry Piは、楽しいプロジェクトを作ることでよく知られていますが、実用的なプロジェクトも数多くあります。今日は、Tristamというメーカー兼開発者が作成した、素晴らしいRaspberry Piプロジェクトをご紹介します。彼は、お気に入りのSBCを使って、Linuxベースのルーターを自作するためのオープンソースアプリケーションであるOpenWRTを実行する、旅行サイズのルーターを作り上げました。
Tristam氏はこのプロジェクトにRaspberry Pi 3B+を使用しましたが、Raspberry Pi 4Bでも問題なく使用できます。設定をテストするために、Tristam氏はRaspberry PiのオンボードWi-Fi機能を使用して、Ubiquiti AC長距離無線アクセスポイントに接続しました。この方法でもデモでは問題なく動作しましたが、イーサネット接続など他の接続方法を使用してRaspberry Piをインターネットに接続することも可能です。
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3Dプリントケースは、Raspberry Pi 3B+とUSBワイヤレスカードに対応しています。Tristam氏は今回のケースではAR9271を使用していますが、他の類似カードでも代用可能です。Tristam氏はこのプロジェクトで、Creality Ender 3 v2 Neoを使ってケースをプリントしました。ケースをダウンロードして自分でプリントしたい場合は、Printablesからファイルを入手できます。
ルーター機能はOpenWRTを使用して処理され、使い慣れたインターフェースで非常に使いやすいです。ルーターのコントロールにアクセスするには、ブラウザウィンドウを開いて192.168.1.1にアクセスするだけです。OpenWRTアプリケーションにはAdGuardが付属しています。これは、DNSレベルで広告やトラッカーをブロックするためのオープンソースツールです。
このRaspberry Piプロジェクトを再現したい方、あるいは組み立て方を詳しく知りたい方は、ぜひご応募ください。Tristamさんは親切にも、このプロジェクトを再現したい方のために、公式ウェブサイトで詳細な手順を公開しています。
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