SamsungはGamescomで、Odyssey G7ゲーミングモニターシリーズの最新大型モデルを展示しています。新型Odyssey G7 (G75F)は40インチと37インチの2モデルが発売されますが、両モデルには想像以上に大きな違いがあります。新型40インチモデルは、5,120 x 2,160ピクセル(アスペクト比21:9)の解像度で、最大180Hzのリフレッシュレートを実現します。一方、37インチモデルは3,840 x 2,160ピクセル(アスペクト比16:9)で、最大165Hzのリフレッシュレートを実現します。両モデルともVAパネルを採用し、ゲーミングに特化した多くの共通機能を備えています。
サムスンはプレスリリースで、IDCの調査により「6年連続で世界No.1ゲーミングモニターブランドにランクイン」したと発表しました。サムスンがこのタイトルを守りたいのは間違いありません。メーカーが市場をしっかりと掌握し続ける方法の一つは、製品の多様化、つまりOdysseyシリーズのような製品ラインアップの拡大です。
冒頭で新しい大画面Odyssey G7モニターの主な違いを説明したので、次は類似点を見てみましょう。どちらを購入するにしても、VAパネルを搭載したモニターになります。私はVAパネルの豊かな黒と優れたコントラスト比を気に入っています。また、一般的に視野角が広く、応答速度も速く、ご存知の通り、これらの新製品はどちらも165Hz以上のリフレッシュレートを備えています。VAパネル搭載モニターは価格も手頃です。
しかし、VA 技術は IPS に比べて色域が狭く、ピクセル遷移も遅いため、ペースの速いゲームでは望ましくないモーション ブラーや縞模様が発生する可能性があると不満を言う人もいます。
仕様に関して、Samsung は新しい Odyssey G7 モニターに共通する以下の主要機能を誇っています。
- 最適化された HDR ゲームパフォーマンスを実現する HDR10+ ゲーミング
- AMD FreeSync Premium Proは、遅延や画像の乱れを軽減し、スムーズで途切れのない映像を実現します。
- 周囲のバックライトの色と画面上のビジュアルを同期させる CoreSync
- デバイスが接続されたときや電源がオンになったときに自動的に入力を検出する Auto Source Switch+
- 1 つの DisplayPort 1.4 ポートと 2 つの HDMI 2.1 ポートを備えた多様な接続性
- 高さ調整スタンド(HAS)と傾斜および回転機能を備えた人間工学に基づいたデザイン
先週、Samsungが米国で新型Odyssey G7(G75F)曲面モニター2機種の販売を開始したことをお伝えしました。37インチOdyssey G7の価格は899ドル、40インチOdyssey G7の価格は1,199ドルです。Amazonでご購入いただけます。
サムスン 40 インチ オデッセイ G7 (G75F)
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サムスン 37 インチ オデッセイ G7 (G75F)
サムスンは、Odyssey G7の基幹製品以外にも、止まるところを知らないOLEDの波を忘れてはいません。具体的には、Gamescomで500Hzの超高リフレッシュレートを誇るOdyssey OLED G6(G60SFモデル)と、4K 240HzのOdyssey OLED G8(G81SFモデル)のデモを実施しました。
OLEDが消費者の間で地位を強化する一方で、サムスンは今年初めにOdysseyのグラスフリー3Dモニター(G90XFモデル)を発売し、3Dモニターの運命を覆そうとしているのかもしれません。私たちは6月にこのモデルをレビューし、その3D効果を「信じられないほどクール」と評しました。
サムスンが、以前の試みではうまくいかなかった技術を再燃させようと、リソースを投入しているのは喜ばしいことです。50タイトルにまで拡大すると予想される強化タイトルの新作が、この新しい3Dモニターの成功を後押しするかもしれません。サムスンは、近々発売される『Lies of P: Overture』、『Stellar Blade』、『MONGIL: STAR DIVE』を、3Dモニターを使ったゲーム開発の推進力となるものとしてアピールすると予想されます。
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