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Windows 10 アップデートで DX11 ゲームに可変リフレッシュ レートのサポートが追加

クレジット: ダニエル・クレイソン/Shutterstock

(画像クレジット:ダニエル・クレイソン/Shutterstock)

マイクロソフトは6月3日、Windows 10 May 2019 Updateに新しいグラフィック設定が導入されたことを発表しました。この機能はハードウェアが対応している場合にのみ表示されるため、すべてのユーザーが利用できるわけではありませんが、対応しているユーザーは、フルスクリーンのDirectX 11ゲームで可変リフレッシュレート(VRR)のサポートを有効にできるようになります。

この設定は、VRRをネイティブでサポートしていないゲームでのみVRRサポートを有効にするため、ゲームのフレームレートとプレイ中のモニターのリフレッシュレートを一致させるために、G-SyncやFreeSyncなどの技術に依存します。Microsoftは、この設定は「G-SyncまたはAdaptive-Syncのコントロールパネルで既に設定されている設定を上書きすることはない」と述べており、設定を有効にするにはゲームを再起動する必要がある場合があると述べています。

設定のハードウェア要件は次のとおりです。

  • Windows バージョン 1903 以降
  • G-SyncまたはAdaptive-Sync対応モニター
  • G-Sync / Adaptive-Syncとこの新しいOS機能をサポートするWDDM 2.6以上のドライバーを搭載したGPU

DirectX 11 対応ゲームをプレイし、VRR モニターを所有しているものの、これまで満足のいく組み合わせができなかった(片手にチョコレート、もう片手にピーナッツバターを持っているのに、ピーナッツバターカップを作れないような)人にとって、この設定の追加は歓迎されるでしょう。ただし、この機能はグラフィック設定で手動で有効にする必要があり、Microsoft もゲーム内で問題が発生する可能性があることを認めています。

この設定は、MicrosoftがDirectX 12に重点を置いている一方で(同社が3月に導入した可変レートシェーディングを見ればわかるように)、DirectX 11もまだ諦めていないことを示しています。さらに、 World of WarcraftのおかげでWindows 7にDirectX 12を導入するという同社の決定と合わせると、ゲーマーも開発者も、古くなったグラフィックスAPIとオペレーティングシステムから、引き続き少しずつ価値を引き出すことができそうです。

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