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Nvidia GeForce GTX 260/280 レビュー

GeForce 200 GTX

GTX 260 280

新世代、新名称。シリーズ名に「10,000」の位を使うことは、GPUメーカーにとって悩みの種となっているようだ。ATIはローマ数字を導入することでこの問題を解決したが、Nvidiaはカードの命名規則を根本的に変更した。そして今、GeForce 200 GTXが登場した。しかし、どうしても問いたい疑問がある。GeForce 100 GTXはどうなったのだろうか?

GTX 260 280

これから見ていくように、Nvidiaは新しいアーキテクチャを導入していますが、完全にゼロから始めるわけではありません。G80の誕生は白紙の状態から始まりましたが、このアーキテクチャは非常に効率的であることが証明されています。そこでGT200の目標は、アーキテクチャの初期段階で生じた小さな欠陥をすべて修正し、将来のゲームに対応する回路をより適切に備えることでした。G70がNV40に与えた影響と同様に、GT200には多くの小さな改良が加えられていますが、何よりも処理能力が大きく向上しています。つまり、8800 GTXの浮動小数点処理能力が518 GFlopsだったのに対し、GTX 280は1テラフロップスに迫る、驚異的な933 GFlopsを実現しています。実際には、その差はさらに大きくなります。G80の518GFlopsという数値は、1サイクルあたり3つの浮動小数点演算(MAD 1つとMUL 1つ)の実行に基づいているためです。これはG80の制限により、実際には達成不可能でした。GT200では、Nvidiaはテスト結果を裏付け、これらの問題が解決されたことを保証しています。以前のGPUの処理性能をほぼ2倍にするために、Nvidiaはマルチプロセッサの数を16個から30個に大幅に増やしました。

NvidiaとAMDは、将来のゲームではテクスチャリング能力よりも大幅に高い演算能力が必要になるという点で一致しており、結果としてテクスチャユニット数の増加が緩やかになるのも当然と言えるでしょう。9800 GTXの64個から、GTX 280では80個に増加しました(そして、今回の8800 GTXとGTX 280を比較すると、理論上の演算命令数とフィルタリングされるテクセル数の比率は14.1:1から19.4:1に増加しています)。早速、これが何を意味するのか見ていきましょう。

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