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Nvidia、エネルギー効率の高い AI スーパーコンピューター Jetson AGX Orin を発表

NVIDIAは、ロボット工学プロジェクト、自律動作マシン、医療機器、AIエッジコンピューティング向けのAIアクセラレータ「Jetson AGX Orin」を発表しました。Ampereアーキテクチャをベースとし、Arm Cortex A78AE CPUを追加搭載することで、前世代のJetson AGX Xavierの6倍の演算能力を実現します。

オリンボードとそのケース

(画像提供:Nvidia)

「ロボティクスと組み込みコンピューティングが製造業、医療、小売業、運輸業、スマートシティといった経済の主要分野を変革するにつれ、処理能力に対する需要は急増し続けています」と、NVIDIAの組み込みおよびエッジコンピューティング担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるディープ・タラ氏は述べています。「Jetson AGX Orinはこのニーズに対応し、85万人のJetson開発者と、Jetson AGX Orinをベースに商用製品を開発している6,000社以上の企業が、かつては不可能と思われていた自律型マシンやエッジAIアプリケーションを開発・展開することを可能にします。」

同社はまた、合成データ生成によるAIのトレーニングに用いられる「Omniverse Replicator」プラットフォームのリリースも発表しました。当初考えていたように、これはホットアールグレイティーを作るためのものではありません。もっとも、AIにホットアールグレイティーを作るようにトレーニングすることは可能かもしれません。 

わずか100 x 87mmのJetson Orinボードは、このシリーズの特徴である小型フォームファクタを維持しています。モジュールと開発キットはどちらも2022年第1四半期に提供開始予定です。提供開始時に通知を受け取るには、ウェブページでサインアップしてください。

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