Mediatekは今年初め、LTEも搭載したARMv8ベースのSoC「MT6752」を発表しました。GFXBenchのウェブサイトによると、Oppo U3はLTEを搭載した最初のデバイスの一つのようです。
このベンチマークでは、強力なMali-T760 GPU(Galaxy Note 4と同じ)と8つのCortex A53コアを搭載したCPUを搭載したMT6752 SoCが発表されました。QualcommのSnapdragon 615は、1.5GHzのCortex A53コアが4つと1.0GHzのCortex A53コアが4つしか搭載されていないのに対し、どうやら8つすべてが1.7GHzで動作しているようです。しかし、Mediatekのコアがすべて同時に、あるいは長時間にわたって1.7GHzで動作することは考えにくいでしょう。
MT6752はLTEを統合したチップでもあり、LTE統合チップによってモバイルLTE市場をこれまで独占してきたQualcommにとって、さらに大きな脅威となります。Qualcommはトップツーボトム方式でLTEをチップに統合してきましたが、Mediatekは逆のアプローチで、よりハイエンドかつLTEを搭載したチップをリリースしているようです。
MT6752は確かにARMv8/64ビットチップですが、ベンチマークでは「ARMv7」と表示されています。これはおそらく、デバイスがまだ32ビットモードで動作しているためでしょう。さらに、Oppo U3が64ビット対応のAndroid 5.0を搭載して発売されるのか、それとも現在テスト中のAndroid 4.4.4のままなのかは現時点では不明です。
Oppo U3には、2GBのRAM、1080p解像度の4.6インチディスプレイ、4K動画撮影可能な12MP背面カメラ、1080p動画撮影可能な4.7MP前面カメラが搭載されます。発売時期は未定ですが、今後数ヶ月以内に発表される予定です。
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