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インテル H87 チップセットのバグにより、比率ベースのオーバークロックが可能に

Intelは、HaswellベースのKシリーズSKUに少数のBCLKストラップを提供することで、愛好家を助けていると考えていました。しかし、動作温度が高く、電圧レギュレータを内蔵するこれらのパーツは、オーバークロックの余裕に関しては、Ivy Bridgeベースの空冷CPUよりも性能が劣る傾向にあります。結果として、「Core i7-4770Kレビュー:Haswellの方が高速、デスクトップ愛好家はあくび」では、特に新しいマザーボードも購入しなければならないことを考えると、アップグレードする理由は全く見当たりませんでした。

なんと、KシリーズCPUを105ドルの充実したマザーボードに搭載し、プロセッサの倍率調整機能を使ってオーバークロックできることが判明しました。Z87と比較したコスト削減は、Intelがロックアップされた-4770よりも-4770Kに40ドル高い価格を請求しているという事実をほぼ補うほどです。

非Z OCオプション

非Z OCオプション

Core i7-3770Kが320ドルで手に入るのに、Haswellベースのフラッグシップモデルが350ドルという価格は依然として不当だと我々は考えています。しかし、Intelが愛好家向けに趣味に割増料金を課そうとしているにもかかわらず、より安価なH87 Expressプラットフォームのコントローラーハブについては、裏口を大きく開けたままにしているように見えるのも、実に滑稽です。

全コア4.8GHz

全コア4.8GHz

他のマザーボードベンダーがH87 Expressを軸としたマニア向けマザーボードを投入し、この流れに乗り遅れまいとしているかどうか、興味深いところです。H87ではプロセッサのPCI Express接続を複数のリンクに分割することはできませんが、NVIDIAのGeForce GTX 770やAMDのRadeon HD 7970といった高性能なシングルGPUカードがあれば、ローエンドのプラットフォームでも手頃な価格のゲーミングマシンを構築できます。

また、240ドルとかなりお手頃なCore i5-4670Kでも動作するかどうかを確認中です。来四半期のシステムビルダーマラソンでは、この価格帯の製品がお目見えするかもしれません。

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