
ウエスタンデジタル(WD)は、現在開催中のFuture of Memory and Storage Conference(FMS 2024)において、多数の興味深い新ストレージソリューションを発表しました。これらの製品は、データセンター、クライアント、自動車、そしてコンシューマーセグメントにおけるストレージの未来を牽引することを目的としています。特に注目を集めたのは、BiCS8フラッシュを搭載した128TBの大容量QLCエンタープライズSSD(eSSD)、8TB容量の新SDカード、そしてコンシューマー向け16TB外付けSSDの3つの発表です。
まず128TB eSSDを見てみましょう。この超大容量ドライブはFMS 2024でデモ展示される予定で、おそらくサンタクララ会場のWDブース607で展示されるでしょう。現在のデータセンター情勢を考えると当然のことながら、このデバイスはAI、ML、LLMのデータ需要に非常に役立つと謳われています。WDによると、この新しい128TBドライブは第8世代BiCS8 NANDを採用し、その容量はQLC(セルあたり4ビット)テクノロジーによって実現されています。WDによると、この新しい128TB SSDは特に「高速AIデータレイクや容量集約型アプリケーション」の処理に有効とのことです。
FMS 2024でWDが注目するデータセンターストレージのイノベーションには、大規模なデータストレージを実現する「世界初の32TB ePMR SMR HDD」や、ストレージ集約型アプリケーション向けの新製品64TB eSSDなどがあります。さらに、PCIe SSD信号をイーサネットに変換する新しいRapidFlexインターポーザーも展示され、OpenFlex Data24 4200 NVMe-oFストレージプラットフォームでデモが行われます。
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マーク・タイソンはトムズ・ハードウェアのニュース編集者です。ビジネスや半導体設計から、理性の限界に迫る製品まで、PCテクノロジーのあらゆる分野を網羅的にカバーすることに情熱を注いでいます。