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レトロゲームウォッチがKickstarterで登場 — 1.5MBのRAMとArm Cortex M33 CPUを搭載した小型ゲームデバイス
レトロゲームウォッチ
レトロゲームウォッチ (画像提供:ジェイソン・ロジャース)

レトロゲームをポータブル化することは目新しいことではありませんが、メーカー兼開発者のジェイソン・ロジャース氏は、レトロゲームをウェアラブル化するプロジェクト「Retro Gaming Watch」を立ち上げました。彼の取り組みは長年にわたり、Kickstarterキャンペーンへと発展しました。目標額は3万5000ドルでしたが、残り23日で既に5万ドル以上の資金が集まっています。

このシステムは、最大160MHzで動作するArm Cortex M33プロセッサを搭載したRenesas/Dialog DA14706 SoC(システムオンチップ)を搭載します。1.5MBの内部RAMと8MBの外部QSPI RAMを搭載しています。FPGAと2D GPUを組み合わせることで、DOSゲームのエミュレーションにも十分対応可能です。

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レトロゲームウォッチ
(画像提供:ジェイソン・ロジャース)

中央プロセッサはDialog DA14706で、その他にも多くの便利なツールが搭載されています。Retro Gaming Watchは、Efinix T20 FPGA、光センサー、加速度計、磁力計、オーディオアンプなどを搭載しています。1.5インチのLCD画面は320 x 320ピクセルの解像度で、リフレッシュレートは60Hzです。ユーザー入力用のボタンが4つと十字キーも備えています。

ロジャーズ氏によると、この時計の機能を実証するための概念実証アプリケーションは既に完成しており、ゲームデモやエミュレーションサンプルなどが含まれています。このプロジェクトを詳しく知りたい方は、Kickstarterの公式キャンペーンをご覧ください。また、クラウドファンディングによるプロジェクトへの支援は投資に近いものであり、製品の受け取りを保証するものではないことにもご留意ください。メーカーコミュニティによる素晴らしい作品をさらにご覧になりたい方は、Raspberry Piを使ったおすすめのプロジェクトリストをご覧ください。

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アッシュ・ヒルは、Tom's Hardwareの寄稿ライターです。趣味の電子工作、3Dプリント、PCの分野で豊富な経験を有しています。彼女は今月のRaspberry PiプロジェクトやRaspberry Piに関する日々のレポートの大部分を担当し、あらゆるテクノロジー製品のお得なクーポンやセール情報も探しています。