業界初のクラウドファンディングによるWindows 10搭載携帯型ゲーム機を開発するスタートアップ企業Ayaが、Indiegogoでのキャンペーンを開始しました。部品不足のためキャンペーン開始は延期されていましたが、Ayaは市場状況がクラウドファンディングキャンペーン開始の好機と判断しました。Liliputingの報道によると、Aya Neoをいち早く手に入れるには、Indiegogoクラウドファンディングプラットフォームで789ドルを支払う必要があります。
Aya Neoは、TSMCのN7製造プロセス(7nmクラス)で製造されたAMD Ryzen 5 4500Uシステムオンチップ(SoC)を搭載しています。このAPUは、2.30GHz/4.0GHzで動作する6コアに加え、Radeon Vega 6グラフィックスユニット(384SP)、16GBのメモリ、1TBのPCIe/NVMeストレージを搭載しています。AMD SoCは、2本の銅製ヒートパイプとファンを備えた独自の冷却システムによって冷却されます。
本体には7インチのIPS液晶タッチ対応ディスプレイに加え、アナログスティック、十字キー、その他ゲーム専用ボタンが搭載されています。Aya Neoは、Wi-Fi 6、Bluetooth 5、ステレオスピーカー、3.5mmオーディオ出力、そして3つのUSB Type-Cポートを搭載するなど、接続性に関しても期待を上回る性能を備えています。
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7インチのx86 WindowsベースPCは魅力的に見えますが、Aya Neoには独自の特徴があります。特に、このコンソールは6年前のPolar/Vega GCN 1.4グラフィックアーキテクチャを採用しており、これは2016年初頭にRadeon RX 470 GPUとして初めて登場しました。AMDとゲーム開発者は今のところこのアーキテクチャをサポートしていますが、AMDがRDNA/RDNA2 GPUを宣伝していること、そして新世代ゲームコンソールであるPlayStation 5とXbox One X/Sシリーズの両方にRDNA2アーキテクチャが搭載されていることを考えると、このアーキテクチャがいつまでサポートされるかは時が経てば分かるでしょう。
いずれにせよ、Aya Neo はエンジニアリングとゲームパフォーマンスの観点から見ても興味深いデバイスであることに疑いの余地はありません。
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アントン・シロフはTom's Hardwareの寄稿ライターです。過去数十年にわたり、CPUやGPUからスーパーコンピュータ、最新のプロセス技術や最新の製造ツールからハイテク業界のトレンドまで、あらゆる分野をカバーしてきました。