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PS4アップデート4.00が本日配信開始、HDRとLAN経由のデータ転送に対応

ソニーは先月、PlayStation 4のシステムソフトウェアアップデート バージョン4.00(コードネーム「信玄」)の詳細を発表しました。本日、PS4ユーザーはこのアップデートをダウンロードできます。このアップデートには、PS4 Pro向けの新機能に加え、全PS4モデルでハイダイナミックレンジ(HDR)機能が追加されます。

HDRとPS4 Proの追加機能

先週、ソニーはPS4のスリム版と新型PS4 Proを発表しました。PS4 Proは4Kゲーミングに加え、ゲームの明暗差を広げるHDRに対応しています。Shingenアップデートにより、すべてのPS4ユーザーはビデオ出力設定で新しいHDRオプションを利用できるようになります。ただし、この新機能を使用するにはHDR対応テレビが必要です。

このアップデートには、まだ発売されていないPS4 Pro向けの機能も含まれており、特にコンテンツのストリーミングに関する機能が強化されています。11月にPS4 Proが発売されると、リモートプレイとシェアプレイ機能を使って1080pでコンテンツをストリーミングできるようになります。また、TwitchやYouTubeを使ってPS4 Proから1080pコンテンツをストリーミングすることも可能です。ただし、Twitchはストリーミングのフレームレートを30フレーム/秒(fps)に引き下げました。YouTubeでは、30fpsと60fpsを切り替えることができます。

見た目の改善

ベータテスターの皆様は、フォルダ作成機能や改善されたクイックメニュー画面など、Shingenアップデートの新機能の一部を既に体験されています。しかし、今回初めて追加された機能もいくつかあります。例えば、オンラインのフレンドがPS4で何をしているのかを一目で確認できる新しいアクティビティフィードなどです。

コンテンツ情報画面も改良され、各ゲームのトロフィーに簡単にアクセスしたり、PlayStation Storeで追加コンテンツを確認したり、同じゲームをプレイしている人数を確認したりできるようになりました。プレイ中に音楽を聴きたい方のために、クイックメニュー画面のミュージックセクションも改良され、ゲームを中断することなくSpotifyアプリを操作できるようになりました。

転送準備完了

先週発表された新型PS4本体の発表を受けて、ソニーは有線LAN接続を介してPS4本体間でデータを転送できる機能も追加しました。これにはユーザー情報、セーブデータ、そしてもちろんインストール済みのゲームも含まれます。

この新しいデータ転送機能は、ソニーが2つの新型ゲーム機の発売に向けて準備を進めるための手段でもあります。スリムになったPS4は今週後半に発売されますが、小型のPS4を求めるユーザーは、LAN接続を利用してゲーム機間でデータを簡単に移動できるようになります。もちろん、同じデータ転送機能はPS4 Proでも利用できるので、手間をかけずにゲーム機をアップグレードできます。

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