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インテルに対する投資家の信頼が弱まる中、AMDの株価は急騰

先週火曜日、AMDの株価は約8%上昇し、29ドル台に入りました。その後、AMDの株価は約1ドル下落しましたが、28ドル台で堅調に推移しています。AMDは昨年末に発生したハイテク株の下落以来、この水準まで回復できていません。それ以前にAMDの株価が29ドルに達したのは、2000年代半ばが最後です。この最近の株価急騰は、AMDの次期Zen 2プロセッサに7nmノードを供給するTSMCが、AMDから大量の注文を受けているという報道が主な要因です。

写真提供: Google

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AMDの次期サーバーCPU「Rome」は、8つのCPUダイと1つのIOダイを採用することで、世界記録となる64コアを搭載します。さらに、ゲーマーやメインストリームコンテンツクリエイター向けに発売予定の「Ryzen 3000」CPUは、7nmプロセス技術の優位性を活かし、Intelからパフォーマンスの王座を奪う可能性があります。投資家はAMDの技術革新に注目しており、AMDが市場シェアを全面的に奪取する大きな可能性を秘めていると考えています。

一方、インテルがCPU不足に対処できない状況を受け、ウェルズ・ファーゴはインテル株の格付けを引き下げました。インテル株は火曜日にデータセントリック・イノベーション・デーの好機を捉えて約3%上昇しましたが、金曜日の格付け引き下げによって、このわずかな上昇分はほぼ帳消しになりました。ウェルズ・ファーゴは、AMDの次期Zen 2プロセッサを懸念材料として挙げています。Zen 2はインテルの既存製品の需要を減少させると予想されています。

あるアナリストは、RomeのおかげでAMDがサーバー市場シェアを奪い取るのではないかと懸念していました。サーバー市場はIntelにとって脆弱な市場であることが証明されており、AMDのシェアは過去1年間でほぼゼロからわずか3.2%にまで急上昇しました。

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