
Asus ROG Ally Z1 Extremeの後継機が登場しましたが、ROG Ally 2はまだ登場していません。6月2日の正式発表に先立ち、The Vergeへの情報提供によると、Asus ROG Ally Xが発表されました。このデバイスは、オリジナルのAsus ROG Ally Z1 Extremeとほぼ同様の仕様であることが確認されており、特に7インチ、120Hz VRR IPSディスプレイと、他のハンドヘルドや一部のゲーミングノートPCに搭載されているRyzen 7 7840Uとほぼ同等のAMD Ryzen Z1 Extreme APUが採用されています。
では、どのような意味のある違いが見られるのでしょうか?内部的には、様々なコンポーネントの修理しやすさを考慮し、バッテリー容量の拡大に対応し、AsusのノートPC用SDカードリーダーを使用するためにレイアウトが調整されています。以前のAllyカードリーダーは過熱の原因になったと推測されていましたが、AsusはThe Vergeの取材に対し、「そうせざるを得なかったとは思われたくない」と述べています。
Asus のシニア プロダクト マネージャーである Gabriel Meng 氏のコメントによると、Asus ROG Ally X のバッテリーは、修理に適したものとなり過熱しにくくなるように内部が変更されたことに加え、「ストレージ、グラフィックス、メモリ、ポートを強化しつつ、40% 以上も向上する」ことが期待されているとのことです。
Asus ROG Ally Xで予告されているアップグレードの中で、ゲームパフォーマンス向上に最も期待できるのは、RAMまたはeGPUサポートへのアップグレードでしょう。例えば、Ryzen 7 7840U/8840U搭載のハンドヘルドPCの中には32GBのRAMを搭載しているものもあり、iGPUに割り当てるシステムメモリを大幅に増やすことができます。VRAMへの要求が常に高い昨今のゲームや、特に高速RAMに依存するAPUでは、ここで大きなメリットが得られる可能性があります。
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クリストファー・ハーパーは、2015年からPCハードウェアとゲームを専門とするフリーランスのテクニカルライターとして活躍しています。それ以前は、高校時代に様々なB2Bクライアントのゴーストライターを務めていました。仕事以外では、友人やライバルには、様々なeスポーツ(特に格闘ゲームとアリーナシューティングゲーム)の現役プレイヤーとして、またジミ・ヘンドリックスからキラー・マイク、そして『ソニックアドベンチャー2』のサウンドトラックまで、幅広い音楽の愛好家として知られています。