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Intel は、18A プロセス ノードがリスク生産に入ったと発表しました。Panther への移行を進める中で重要なマイルストーンが達成されました。
インテルビジョン2025
インテルのファウンドリーサービス担当上級副社長、ケビン・オバックリー氏が、Vision 2025カンファレンスのステージ上で、同社の18Aプロセスノードの進捗状況を発表した。 (画像提供:Tom's Hardware)

Intel は本日、Vision 2025 カンファレンスにおいて、18A プロセス ノードのリスク生産に入ったことを発表しました。これは、このノードが現在、少量のテスト製造実行の初期段階にあることを示す重要な生産マイルストーンです。

インテルのファウンドリーサービス担当上級副社長、ケビン・オバックリー氏は、同社が「4年間で5ノード」(5N4Y)計画の完了に近づいている中で、この発表を行いました。この計画は、元CEOのパット・ゲルシンガー氏が、ライバルのTSMCから半導体の王座奪還を目指す中で着手したものです。また、今回のカンファレンスは、新CEOのリップ・ブー・タン氏がインテルの新たなリーダーとして初めて登壇した場でもあります。

インテルは当初、2021年6月に4カ年計画を発表していましたが、コスト削減策として20Aノードの量産を中止したにもかかわらず、18Aノードで最終段階に到達しようとしています。注目すべきは、インテルの5N4Y計画は、プロセスノードが最終的な量産段階にあることではなく、生産可能な状態にあることを前提としていたことです。

「リスク生産は恐ろしいように聞こえますが、実際には業界標準の用語です。リスク生産の重要性は、私たちが技術を凍結できるレベルまで到達したことです」とオバックリー氏は説明した。「お客様からは『そうだ、18Aで私の製品には十分だ』と評価していただきました。そして今、私たちが取り組むべき『リスク』の部分、つまり1日数百ユニットの生産から数千、数万、そして数十万へと規模を拡大していく必要があります。つまり、リスク生産とは、製造規模を拡大し、技術の能力だけでなく、スケールアップした能力も確実に満たせるようにすることです。」

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ポール・アルコーンはTom's Hardware USの編集長です。CPU、ストレージ、エンタープライズハードウェアに関するニュースやレビューも執筆しています。