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MSIの6面MEGトレブルケースは3チャンバーの優れた性能を実現

これまでも奇妙なデザインのケースは数多く登場してきましたが、最近ではボーグのようなAzza Regis 902 Cubeが登場しました。しかし、MSIはCES 2022で、内外装ともに型破りな外観を誇る、同じく印象的な六角形のMEG Treble Series ITXケースを発表しました。

ケースの外観を側面から見ると(縦置き時)、取り外し可能な大型パネルが3枚と、その他3つの面があり、合計6面構成になっています。これらのパネルからケース内の3つの独立したチャンバーにアクセスでき、内部コンポーネント用のケーブルを配線するための十分なスペースも確保されています。もちろん、MEG Trebleの最初のチャンバーにはMSIのフラッグシップモデルであるGeForce RTX 3090 Ventus Ampereグラフィックスカードが1枚搭載されているため、スペースに困ることはありません。

MSI MEG トレブル

(画像提供:MSI)

2つ目のチャンバーはマザーボードと電源専用です。MSIのサンプルビルド(写真参照)に採用されたマザーボードはMEG Z690i Unifyで、750ワットの電源ユニットが搭載されています。3つ目のチャンバーは水冷ソリューション用です。このケースでは、MSIはポンプ内蔵のアルミ製ラジエーターと140mmファン2基を搭載したMEG CoreLiquid C280を採用しました。

MSIはトリプルチャンバー構造を採用することで、個々のコンポーネントから発生する熱を分離し、理論上は冷却性能を向上させることができます。デモでは、第12世代Intel Core i9-12900Kプロセッサ、32GB Corsair Vengeance DDR5メモリ、2TB Spatium M480 PCIe 4.0 NVMe SSDを搭載しました。

MSI MEG トレブル

(画像提供:MSI)

最高級PCケースに匹敵する設計のMEG Trebleは、横置きだけでなく、より伝統的な縦置きにも対応しています。縦置きの方が冷却効果が高く、見た目もクールに見えるでしょう(言葉遊びはご容赦ください)。

MSIは価格や入手可能時期に関する情報を提供していませんが、MEG Trebleが米国で早く発売されることを期待しています。ここで紹介したシステムはMSI(およびCorsair)のコンポーネントでフル装備されていますが、購入するのは筐体のみとなります。

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ブランドン・ヒルはTom's Hardwareのシニアエディターです。1990年代後半からAnandTech、DailyTech、Hot HardwareなどでPCとMacのテクノロジーに関する記事を執筆しています。テクノロジーニュースを大量に読んでいない時は、妻と二人の息子と共にノースカロライナ州の山やビーチで過ごしています。