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BOEとインテルのWinning Displayは、AI駆動の1~120Hzダイナミックリフレッシュにより消費電力を65%削減
BOE IPC 2024
(画像提供:BOE)

BOEは、同社の新しいWinning Display 1Hz技術により、画面の消費電力を65%削減できると主張しています。先日開催されたBOEグローバル・イノベーション・パートナー・カンファレンス2024(BOE IPC 2024)で発表された同社の新しいWinning Display 1Hz技術とIntel Intelligent Display Technology 2.0(IIDT 2.0)は、AIを活用し、Intelとの共同開発によるものであると、中国のSina Technologyが報じています。IIDTはMeteor LakeノートPCでサポートされており、今回、この技術のバージョン2が新しいLunar Lakeデバイスでデビューし、バッテリー駆動時間をさらに向上させます。

イントロダクションには、BOEのWinning Display 1Hzがどのようにディスプレイの電力消費を節約できるかについて、いくつかの重要なヒントが示されています。まず、この技術を搭載したディスプレイは、必要に応じてリフレッシュレートを1Hzまで段階的に下げることができます。この大幅に下げられたディスプレイのリフレッシュレートをいつ適用するかは、システムのAIアルゴリズムによって決まります。最後に、この技術はIntelのIIDT 2.0の一部、あるいはIIDT 2.0に依存しているようです。

BOEのWinning Display 1Hzは、IIDT 2.0を採用した特定の製品ファミリーのようです。これらのディスプレイはLPTOアーキテクチャのOLEDパネルを採用し、1Hzから120Hzの間でリフレッシュレートを調整できます。見出しにあるように、これらのディスプレイを1Hzで動作させることで最大65%の電力を節約できます。

BOE IPC 2024では、同社はインテルと共同開発した17.3インチの折りたたみ式OLED(f-OLED)スクリーンも披露しました。同イベントのハイライトとしては、スライド式スクリーン、車載向け曲面スクリーン、新型α-MLED、マイクロLED、新型タンデムOLEDパネルなどが挙げられます。 

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マーク・タイソンはトムズ・ハードウェアのニュース編集者です。ビジネスや半導体設計から、理性の限界に迫る製品まで、PCテクノロジーのあらゆる分野を網羅的にカバーすることに情熱を注いでいます。