キオクシアは先日、中国フラッシュマーケットサミット(CFMS)でプレゼンテーションを行い、最高級SSDさえも凌駕する次世代PCIe 5.0 SSDを発表したとWeixinユーザーが報じています。このプロトタイプはキオクシアのデータセンター向け製品ラインから登場する可能性が高いですが、コンシューマー向けPCIe 5.0 SSDが同等のパフォーマンスを発揮すると考えるのも無理はありません。
KioxiaのPCIe 5.0 SSDは、シーケンシャルリードとライトの速度がそれぞれ最大14,000MBpsと7,000MBpsに達します。比較対象として、同社の現行モデルCM6 PCIe 4.0ドライブは、リードが6,900MBps、ライトが4,200MBpsです。PCIe 5.0へのアップグレードにより、シーケンシャルリード速度は103%、ライト速度は67%という驚異的な向上が見られます。
グラフの一部は見えていませんが、PCIe 5.0 SSDではランダムパフォーマンスが50%から79%向上しています。応答時間も大幅に改善されています。Kioxiaは、読み取りレイテンシが最大77%、書き込みレイテンシが最大50%削減されると見積もっています。
PCIe 5.0ドライブはデータセンター向けであるため、EDSFF E3と2.5インチU.2の両方のフォームファクターで提供されます。キオクシアは、データセンター向けドライブには8チャネルコントローラを、より要求の厳しいエンタープライズ向けモデルには最大16チャネルコントローラを搭載する予定です。当然ながら、容量と耐久性は問題になりません。同社は1.6TBから30TBまでのPCIe 5.0 SSDを、1~3 DWPD(ドライブ書き込み回数/日)の耐久性定格で提供する予定です。
キオクシアは、PCIe 5.0 SSDを今年の第4四半期に発売する予定です。同社は、サーバーメーカーが自社製品向けドライブの検証と認証に5~6ヶ月かかると見込んでいます。あらゆる最先端技術と同様に、市場での普及は徐々に進むでしょう。
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Zhiye Liuは、Tom's Hardwareのニュース編集者、メモリレビュアー、そしてSSDテスターです。ハードウェア全般を愛していますが、特にCPU、GPU、そしてRAMには強いこだわりを持っています。