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H.266 VCCビデオコーデックはファイルサイズを半分に削減すると約束

(画像クレジット:Shutterstock)

フラウンホーファーHHI(ハインリッヒ・ヘルツ研究所)は本日、新しいH.266コーデック(Versatile Video Coding(VVC)コーデックとも呼ばれる)を発表しました。H.266規格は、フラウンホーファーHHIとそのパートナーによる3年間の研究成果です。

さらに、H.266 コーデックは HDR コンテンツと 360 度ビデオもサポートします。

これを客観的に見てみましょう。現在のH.265コーデックでは、90分の4K動画を再生するのに最大10GBの容量が必要です。フラウンホーファーHHIのデータによると、同じ画質の動画をH.266で再生する場合、必要な容量はわずか5GBです。H.266が期待通りの性能を発揮できれば、H.265からH.26​​6への移行はまさに飛躍的な進歩と言えるでしょう。 

Fraunhofer HHIはプレスリリースで、H.266に必要なCPU、特にモバイルチップはまだ開発中であると述べています。これは、H.266でエンコードまたはデコードするコンテンツの処理能力がかなり高くなる可能性があることを示唆しています。しかし、コンテンツ制作者でなければ、エンコードはそれほど重要ではないかもしれません。なぜなら、ほとんどの人はH.266コンテンツを作成するよりも消費する可能性が高いからです。

Fraunhofer HHI のビデオ コーディングおよび分析部門の責任者である Thomas Schierl 博士は、「Fraunhofer HHI は、この秋、H.266/VVC をサポートする最初のソフトウェア (エンコーダーとデコーダーの両方) を公開する予定です」と述べています。 

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