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Raspberry Pi Decktility ハンドヘルドでポケットにPCを収納

Raspberry Piはそのコンパクトなサイズで知られていますが、Compute Module 4(CM4)はRaspberry Pi 4のパワーをより小さなフォームファクターに凝縮し​​ています。そのため、かさばることなくパワフルなプロジェクトを作りたいメーカーにとって、このコンパクトなボードは最適な選択肢となります。Ken Van Hoeylandt氏による最新のポケットサイズのRaspberry Piプロジェクト、Decktilityもまさにその好例です。この小型ハンドヘルドは完全にゼロから開発され、Raspberry Pi CM4を搭載しています。

Hoeylandt氏は、挑戦しがいのあるプロジェクト、そしてゼロから何かを作り上げたいと考えていたと説明します。Yarh.io Mini 2に似たハンドヘルド機を作りたいと考えていましたが、自身のニーズに合致し、かつ自身の創造性を少しでも表現する必要がありました。その結果、この超コンパクトなポケットサイズのコンピューターが誕生しました。

ラズベリーパイ

(画像クレジット: Ken Van Hoeylandt)

本体は、Hoeylandt氏自身が設計した3Dプリント製のシェルに収められています。このシェルは、どの高性能3Dプリンターでも出力可能です。CADファイルはOnShapeを使用して作成され、最終的なデザインにたどり着くまでにかなりの修正が行われました。本体底面にはキーボードが内蔵され、解像度800 x 480ピクセルのIPSタッチスクリーンでビデオ出力が可能です。Decktilityには持ち運びに便利なバッテリーも内蔵されており、18650バッテリーを2個搭載し、最大6時間駆動可能です。

このプロジェクトでは、CM4以外にもいくつかのボードが使用されています。いくつかの課題を解決するために、Arduino Nanoを導入しました。バッテリーの消耗を防ぐため、Hoeylandt氏はNanoをバッテリーパックの電圧リーダーとして使用することを選択しました。また、バッテリー管理とUSB充電などの機能を実現するために、USB BMSも使用されています。

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ラズベリーパイ
(画像クレジット: Ken Van Hoeylandt)

ソフトウェア面では、理論上はこの構成でお気に入りのOSを動作させることができます。ブラウザサポートからメディアプレーヤーまで、豊富なツールを備えたRaspberry Pi OSと非常に相性が良く、他の類似OSでも問題なく動作します。プロジェクトのソフトウェア面に関する詳細は、GitHubをご覧ください。

このRaspberry Piプロジェクトを再現したい方、あるいは組み立て方をもっと詳しく知りたい方は、Ken Van Hoeylandt氏がウェブサイトに掲載しているチュートリアルをご覧ください。チュートリアルでは、舞台裏の写真や製作プロセスの詳細も多数ご覧いただけます。

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