
2024年1月25日、Graid Technologyは、最高クラスのSSDでRAIDアレイを構築できるSupremeRAIDシリーズのエントリーレベル版GPUを正式に発表しました。新製品のSupremeRAID SR-1001は、ハイエンドモデルSupremeRAID SR-1010のエントリーレベル版です。SupremeRAIDは、GPUテクノロジーによるRAID制御の独自のアプリケーションと、それに伴う高いパフォーマンス向上を特徴としており、サーバーオペレーターなどのハイエンドユーザーは、マルチNVMeドライブ構成のメリットを最大限に活用できます。
RAIDはマルチドライブユーザーにとってPCの主流ですが、SSDユーザーにとってはRAIDの使用中に必ずしも速度を最大化できないという問題があり、これまでやや問題を抱えてきました。これは特にCPUにバインドされたソフトウェアRAIDの場合に顕著で、CPUパフォーマンスの低下により従来のハードウェアRAIDコントローラーのスループットが確保できないことが一般的です。
SupremeRAIDストレージのGPUパフォーマンスとハードウェア/ソフトウェアRAIDの比較
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ヘッダーセル - 列 0 | 4K ランダム読み取り/書き込み (IOPS) | 1M シーケンシャル読み取り/書き込み (GB/秒) | スループット(GB/秒) | サポートされる最大SSD数 |
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シュプリームRAID SR-1001 | 600万 / 60万 | 80/30 | 80 | 8 |
シュプリームRAID SR-1000 | 16M / 820K | 220 / 9 | 220 | 32 |
シュプリームRAID SR-1010 | 28M / 2M | 260 / 100 | 260 | 32 |
ハードウェアRAID | 390万 / 10万8千 | 13.5 / 4 | 13.5 | 8 |
ソフトウェアRAID | 200万/20万 | 9 / 2 | 9 | 32 |
ハイエンドモデルと比較すると、最新のSupremeRAID-1001カードは、プロシューマー、パフォーマンス重視のユーザー、そしてホームサーバーユーザーをターゲットにしています。サポートするSSDは8台のみですが、最大スループットは80GB/秒に達し、最新のNVMe Gen 3、4、または5 SSDを数台搭載するのに十分な余裕を提供します。
もちろん、本格的なサーバーやデータセンターの運用者であれば、ハイエンドのSupremeRAIDソリューションを検討すべきでしょう。どちらも32台のSSDをサポートしていますが、その容量を使い切る場合やNVMe Gen 4/5ドライブを大量に使用する場合は、パフォーマンスの低下を最小限に抑えるために、最上位のSupremeRAID SR-1010を選択するのがほぼ確実です。
しかし、ほとんどのユーザーにとって、価格が適切であれば、SupremeRAID-1001が最適なソリューションとなるでしょう。残念ながら、Graid TechnologyのウェブサイトにはSupremeRAID GPUの価格情報が一切記載されていません。
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クリストファー・ハーパーは、2015年からPCハードウェアとゲームを専門とするフリーランスのテクニカルライターとして活躍しています。それ以前は、高校時代に様々なB2Bクライアントのゴーストライターを務めていました。仕事以外では、友人やライバルには、様々なeスポーツ(特に格闘ゲームとアリーナシューティングゲーム)の現役プレイヤーとして、またジミ・ヘンドリックスからキラー・マイク、そして『ソニックアドベンチャー2』のサウンドトラックまで、幅広い音楽の愛好家として知られています。