著名な赤外線(IR)写真家、フリッツチェンズ・フリッツ氏が、NVIDIAのGA102 Ampereシリコンの高解像度写真を公開してくれました。GA102は、GeForce RTX 3090とRTX 3080に搭載されており、近日発売予定のGeForce RTX 3080 Tiにも搭載されると噂されています。
ダイの写真をよく見ると、Ampereの仕様が如実に表れているのが分かります。TwitterユーザーのLocuzaは、Fritz氏の写真に注釈を追加して、より分かりやすくしています。GA102には7つのグラフィックス処理クラスター(GPC)が搭載されており、各GPCには12個のストリーミングマルチプロセッサ(SM)が搭載されています。つまり、GA102のダイには合計84個のSMが搭載されています。つまり、各SMには128個のCUDAコア、4個のTensorコア、1個のRTコアが搭載されています。GA102の完全なダイは、10,752個のCUDAコア、336個のTensorコア、84個のRTコアを搭載することになります。
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NvidiaはGA102シリコンを様々なモデルに採用しています。これにより、特定のSKUの要件を満たさないチップを下位モデルに転用できるため、チップメーカーは利益を最大化できます。
今のところ、Ampereチップを搭載したGeForceグラフィックスカードでGA102ダイをフル活用しているものはありません。しかし、現在のフラッグシップモデルであり、ゲーマー向けグラフィックスカードの中でも最高のものの一つであるGeForce RTX 3090は、82個のSMを搭載しており、GA102ダイのフル活用に迫っています。現在の構成であれば、NVIDIAがAMDのBig Naviに対抗するためにGeForce RTX 3090よりも高速なモデルをリリースする必要があると判断した場合、将来的に新たなSKUを投入する余地が十分にあります。NVIDIAの闘志を考えると、GeForce RTX 3090 TiやTitanグレードのモデルが既に開発中であっても驚きではありません。
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Zhiye Liuは、Tom's Hardwareのニュース編集者、メモリレビュアー、そしてSSDテスターです。ハードウェア全般を愛していますが、特にCPU、GPU、そしてRAMには強いこだわりを持っています。