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ルームスケールOculus Rift?「ガーディアン」境界システム、タッチコントローラーが新たな機能を示唆

Oculus RiftとHTC Viveの主な違いの一つは、後者がルームスケール体験を提供していることです。Riftは現在、座って行う体験のみです。今後発売されるTouchコントローラーでは立って行う体験が追加される予定ですが、Oculusはルームスケールへの対応も準備しているようです。

Oculus Guardianシステムは、ValveのChaperoneをそのままコピーしたもののようです。プレイエリアをトレースし、床の位置を調整すると、Guardianが境界線を示す十字マークを表示します。また、Guardianはプレイエリア全体を囲むように床に線を描きます。Oculusによると、床と壁の両方を表示するか、床のみを表示するか、境界線を完全に無効にするかを選択できるとのことです。境界線を無効にしたままにしておくと、ViveのChaperoneと同様に、安全地帯の端に近づくと、どのアプリケーションでもマーカーが前面に表示されます。

この発表は、2015年のE3の数日前のプレスイベントで初めて発表されたTouchコントローラーの有用性をさらに高めるものです。当時、OculusはRiftを2016年第1四半期に、Touchコントローラーを第2四半期に出荷する予定でした。2015年12月末、OculusはTouchの発売延期を発表しましたが、コントローラーは2016年に出荷されるとの姿勢は維持していました。

Oculusは今夏、3回目となる年次VR開発者会議「Oculus Connect 3」を発表し、Oculus Touchを重要な議題に据えると約束しました。Oculusはハードウェアの詳細を発表するとしており、発売日と価格も発表されると予想されます。イベント期間中に予約注文が開始される可能性もあります。

Touchコントローラーの詳細とその動作原理は依然として謎に包まれていますが、Rift SDK 1.8のアップデートで公開されたドキュメントのおかげで、今後の展開を垣間見ることができます。Oculus Touchは、6自由度(6DoF)のトラッキングコントローラーで、VR空間に手を近づけることができます。これにより、RiftプラットフォームはViveと同等の性能に近づきます。

Oculus は、Oculus Guardian と OC3 について 10 月に詳細が明らかになる予定であると述べたが、Touch のエンジニアリング サンプルにアクセスできる開発者は、Oculus が今週リリースすると発表している 9 月のアップデート後に Guardian 機能を試すことができる。

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