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14コアと統合グラフィックスを搭載したIntel Arrow Lake-Hが税関データベースで公開
Intel Core Ultra CPU
(画像提供:Intel)

チップ探偵@harukaze5719が、税関・配送データベースから、Intelの次期Arrow Lake-H CPUの14コアモデルを発見しました。おそらくハイエンドノートPC向けのこのCPUには、Meteor Lakeと同様にArc Alchemistベースの統合GPUが搭載されているようです。

Arrow LakeのCPUタイルはIntelの20Aプロセスで製造され、PowerViaテクノロジーとRibbonFETトランジスタの採用により、15%の効率向上が見込まれています。さらに、Arrow Lakeは最新のLion Cove PコアとSkymont Eコアを採用しており、最上位構成では合計8個のPコアと16個のEコアを搭載する予定です。

しかし、このリークされたArrow Lakeチップは、6個のPコアと8個のEコアを搭載すると噂される最下位のCPUタイルを搭載している可能性が高い。リストには記載されていないものの、SoCタイルにはさらに低消費電力のEコアが2個搭載されている可能性が高い。同じデータベースにあるMeteor Lakeのリストには、これらのSoCコアについては記載されていない。

統合グラフィックスも搭載されており、これはMeteor Lakeに搭載されるものとほぼ同等の性能を持つと思われます。Meteor Lakeの統合グラフィックスは非常に高速で、Arrow LakeのグラフィックスにはXMXアクセラレーション版のXeSSも搭載される可能性があるため、Arrow Lake-Hに搭載されるArc Alchemistは単体でもかなり強力なゲーミングGPUとなる可能性があります。しかし、Intelは(AMDと同様に)ゲーミングに特化したArrow Lake-Hチップに、性能の低い統合GPUを搭載することで、製造コストを削減する可能性もあります。

この最新のリーク情報からわかるのは、IntelがArrow Lakeの開発を進めているということくらいです。このチップはまだエンジニアリングサンプルなので、発売が目前に迫っているわけではありませんが、Arrow Lakeは2024年に発売予定で、2024年前半に登場する可能性もあることは分かっています。Intelがエンジニアリングサンプルから市販チップへとどれだけのスピードで移行していくのか、今後の動向を見守るしかありません。

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マシュー・コナッツァーは、Tom's Hardware USのフリーランスライターです。CPU、GPU、SSD、そしてコンピューター全般に関する記事を執筆しています。