
AMDはCESで多数の新CPU製品を発表しました。これらはすべてTom's Hardwareで詳しく取り上げられていました。今回は、すべてのCPUを分解した状態と分解後の状態を初公開します。美しい内部構造と、各チップの背後にある精巧なエンジニアリングを堪能できます。
射撃場
AMDのRyzen 9000HXプロセッサ傘下のFire Rangeは、ワークステーション向けのデスクトップグレードのシリコンを採用しており、ゲーマー向けにVキャッシュ搭載バージョンも用意されています。このCPUは、デスクトップ版Ryzen 9000プロセッサと同様に、Zen 5ベースのCCD(コアコンプレックスダイ)を2つ搭載し、その下にIOD(I/Oダイ)を1つ備えています。
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ストリクス・ヘイロー
次は「Strix Halo」と呼ばれるRyzen AI Max 300シリーズです。この大型APUは独自の設計思想に基づき、2つのCCD風チップレットと、最大40基のコンピューティングユニットiGPU(統合GPU)とNPUを収容する巨大なI/Oダイを搭載しています。
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クラッカンポイントとホークポイントのリフレッシュ
Ryzen AI 300(Krackan Point)とRyzen 200(Hawk Point Refresh)モデルは、AMDのAPUポートフォリオに新たに加わったもので、手頃な価格でありながら高性能なノートPCの基盤として期待されています。Krackan PointはStrixの簡易版で、8基以上のZen 5コアと、RDNA 3.5をベースにした最大8基のコンピュートユニットを搭載しています。Hawk Point Refreshは、Zen 4とRDNA 3を組み合わせた後継モデルです。どちらもモノリシックなため、区別がやや困難です。しかし、外観から判断すると、幅の広いチップはKrackan、小さいチップはHawk Point Refreshである可能性が高いと考えられます。
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Ryzen 9 9950X3Dと9900X3D
世界最速ゲーミングプロセッサRyzen 7 9800X3Dに続き、AMDの新しいRyzen 9 9900X3DとRyzen 9 9950X3Dは、ゲームやクリエイターのワークロードに最適化されています。合計16コアを搭載したRyzen 9 9950X3Dは、IntelのCore Ultra 9 285Kと比較して、ゲームでは20%、生産性では10%高速であるとAMDは謳っています。Ryzen 9 9900X3Dと9950X3Dは、2つのCCDを搭載し、1つは追加のSRAMを搭載し、その下にIODが接続された構造で、同様の内部構造となっています。
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上から順に、Fire Rangeは2025年上半期に発売が予定されており、Strix Haloは今年第1四半期と第2四半期にデビューし、続いてKrackan Pointが2025年第1四半期に、Hawk Point Refreshが2025年第2四半期に発売される予定です。最後に、16コアのRyzen 9 9900X3Dと12コアのRyzen 9 9950X3Dは2025年3月に予定されています。
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ハッサム・ナシルは、長年の技術編集者兼ライターとしての経験を持つ、熱狂的なハードウェア愛好家です。CPUの詳細な比較やハードウェア全般のニュースを専門としています。仕事以外の時間は、常に進化を続けるカスタム水冷式ゲーミングマシンのためにチューブを曲げたり、趣味で最新のCPUやGPUのベンチマークテストを行ったりしています。