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Oculus、Riftビジネスバンドルでアメリカ企業を魅了

Oculus Connect 4開発者会議において、Oculusはついに企業市場への参入準備が整ったことを発表しました。同社はOculus Rift Business Bundleと、VRをビジネス環境に展開していく計画を発表しました。

Oculusは充実したコンテンツカタログを擁し、その仮想環境は安定して機能も豊富です(12月にHomeの新バージョンがリリースされれば、さらにその可能性は高まります)。そのため、同社はRiftブランドを企業環境に導入することに注力する準備が整っています。同社はRiftを企業の生産性向上ツールと位置付けており、多くの企業がコラボレーションやトレーニングにおけるVRの価値を認識すると期待しています。また、Riftヘッドセットを一般公開のデモンストレーションで使用することもサポートしています。

遅くてもやらないよりはまし

Oculusはビジネス向けVR事業への参入がやや遅れており、現在追い上げに追われています。HTCは2016年6月に1,200ドルのHTC Vive Business Edition(BE)を発売しました。この製品には追加のフェイスクッションと商用ライセンス保証が付いており、企業は保証期間を延長することなく、Viveヘッドセットのデモ(VRアーケードなど)で利益を上げることができます。HTCはVive BEユーザー向けに専用のサポートラインも提供しています。

OculusのRift Business Bundleは、Vive BEパッケージと同様の特典を提供します。Riftヘッドセット(予備のフェイスクッション2個付き)、Touchコントローラー2個、Oculusリモコン1個、Constellationセンサー3個が含まれています。Rift Business Bundleの購入者は、「優先カスタマーケア」も利用できます。

Rift Business Bundleには、商用保証と商用利用ライセンスが含まれており、Riftハードウェアを商用環境で使用できます。これらの商用契約により、VRアーケードが、現在HTC Viveシステムが主流となっているアトラクションにRiftハードウェアを導入する道が開かれる可能性があります。 

Oculus Rift Business Bundleは900ドルで販売されており、Vive Business Editionより300ドル安いので一見お得に思えます。しかし、標準のRiftコントローラーとTouchコントローラーが現在399ドルで販売されていることを考えると、追加のセンサー、フォームパッド数枚、そして保証付きのハードウェア使用ライセンスにかなりのプレミアムを支払うことになります。また、Oculusは具体的な内容については明らかにしていませんが、カスタマーサポートも付いてきます。

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Oculus Rift Business バンドルは現在入手可能です。