世界有数のノートパソコン受託製造業者であるコンパルは、大手メーカー向けにノートパソコンを製造するだけでなく、顧客による製品化の可能性も秘めた様々なデザインコンセプトを提案しています。今年、コンパルは3画面ディスプレイを搭載したノートパソコンのデザインを提案しました。
Liliputingの報道によると、CompalのAirtachは13インチのノートパソコンで、独自開発のカスタムディスプレイを搭載し、メインスクリーンのサイドにシームレスに取り付けることで、48:9のアスペクト比を持つ1つの大画面を形成できる可能性があるとのことです。サイドディスプレイは独自の電源・信号インターコネクト(Compalがデモしたレンダリング画像に基づくと、有線と無線の技術を組み合わせたものも考えられます)を採用しているため、エンドユーザーは外部ケーブルを使用する必要がありません。また、追加モニターには専用のキックスタンドが付属しています。
Compalのレンダリング画像では、縁をなくし、引き伸ばされた3分割画面を1つの画面のように見せるために、曲面エッジを採用した画面が紹介されています。技術的に曲面エッジはAMOLED/OLEDタイプのパネルでのみ実現可能であり、このコンセプトが曲面エッジを備えた製品として実用化されると、かなり高価な製品になるでしょう。
Airtachのデザインは現時点では写真のみで、Compalは解像度や重量といった実際の仕様や特徴を一切明らかにしていません。しかし、同社は新型ユニットを収納できるフォリオケースのデモを公開しており、少なくともAirtachは旅行に適していると考えられます。
Expanscapeの7画面搭載モバイルPC「Aurora 7」は最近大きな話題を呼びましたが、これは非常に特定の市場向けにカスタムメイドされた設計です。一方、Compalの「Airtach」は、量販店で販売される商業生産可能なデバイスです。Airtachは、CES 2017で発表されたRazerの「Project Valerie」にある程度似ていますが、Compalのデバイスはよりエレガントに見えますが、柔軟性(文字通り)はやや劣ります。
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アントン・シロフはTom's Hardwareの寄稿ライターです。過去数十年にわたり、CPUやGPUからスーパーコンピュータ、最新のプロセス技術や最新の製造ツールからハイテク業界のトレンドまで、あらゆる分野をカバーしてきました。