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Raspberry Pi Pico でギターをMIDIコントローラーに変身させる

プロジェクトのアイデアが頭に浮かんだら、あとはひたすら実行するだけ。Raspberry Pi Picoモジュールを使ってエレキギターをMIDIコントローラーに改造したメーカー、フィリップ・ギスローほど、そのことを熟知している人はいないだろう。

MIDIコントローラーは、多くの場合シンセサイザーの助けを借りて、デジタルでリアルタイムの音楽を作成するために使用されます。コントローラーは、シンセサイザーが事前にプログラムされた楽器ライブラリを使用して情報を音に変換している間、いつどの音符が聞こえるかを決定します。つまり、ギターを弾いてオリジナルのドラムソロを演奏したり、サックスでセレナーデを演奏したり、あるいはクールなテクノメロディーを奏でたりすることができます。

このプロジェクトのメインアプリケーションはMiGicです。これはエレキギターの出力をMIDI入力に変換するために使用されます。システムの動作原理は以下のとおりです。ユーザーはアンプに接続したギターを演奏します。アンプはギターの信号を3.3Vまで昇圧し、Picoがそれを読み取ります。MiGicアプリケーションは、PC上でUSB経由でPicoからの入力を受け取ります。

ラズベリーパイ

(画像提供:フィリップ・ギスロー)

これにより、Gisslow氏はエレキギターを使ってあらゆる楽器を演奏できるようになりました。このプロジェクトの仕組みについて詳しく知りたい方は、Gisslow氏が公開している公式GitHubページをご覧ください。Raspberry Piコミュニティによるクールな作品が他にもたくさんありますので、ぜひRaspberry Piのおすすめプロジェクトリストをご覧ください。

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