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Google、初のTangoスマートフォンで35個の拡張現実アプリをリリース

Googleは、Tangoを搭載した最初のコンシューマー向けスマートフォン(LenovoのPhab 2 Pro)の出荷開始を発表するとともに、同スマートフォンの発売に合わせて35種類のTango対応アプリも発表しました。また、Googleは2017年中にさらに多くのAR対応スマートフォンが登場すると予想しています。

Tangoの機能は、2014年にプロジェクトが発表されて以来、たびたび予告されてきました。Tangoは、モーショントラッキング、ルームスケールのローカリゼーション、ARオーバーレイなどを可能にします。しかし、これらの情報公開のほとんどは技術デモの形で行われており、Phab 2 Proの発売は、多くの消費者がTangoを実際に使用できるようになる初めての機会となります。

ローンチアプリには、スマートフォンを使って家の中のあらゆるものを測定できるツール「Measure」から、ドミノをプレイしながらピースを片付ける手間を省けるARゲーム「Domino World」まで、多岐にわたります。デビューラインナップには、ロウズ(Lowe's)のインテリアデコレーションツール、太陽系のスケールシミュレーター、ペイントシューティングゲーム「Crayola Color Blaster」なども含まれます。

Google はブログ投稿で、これらのアプリは Tango に対する同社の野望の始まりに過ぎないと説明している。

Tangoテクノロジーは、将来あらゆるスマートフォンに搭載される可能性を秘めています。カメラやGPSが搭載されていないスマートフォンは、今や誰も買わないでしょう。それと同じように、Tangoは、スマートフォンが空間や周囲の世界をより深く理解するのに役立つ、ありふれた機能になるでしょう。来年にはさらに多くのTango対応スマートフォンが登場する予定です。皆さんがTangoを探索し、学び、そして楽しんでいただけるのを楽しみにしています。

Tangoは、GoogleがAR市場獲得を目指す取り組みの一環に過ぎません。同社はMagic Leapというスタートアップ企業に5億ドルを投資しました。Magic LeapはAR技術の開発に取り組んでおり、その魅力は「シネマティック・リアリティ」と呼ぶことにもなりました。また、スミソニアン博物館と協力し、国立アフリカ系アメリカ人歴史文化博物館の展示用にAR体験を制作しました。

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