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EVGA E1はカーボンファイバーを注入したAlder LakeとRTX 3090 Ti搭載ゲーミングPCです

EVGAは、最新作となるEVGA E1ゲーミングPCで、エリートゲーマーをターゲットにしています。まず目を引くのは、3K平織りカーボンファイバー製のフレームを採用したオープンシャーシデザインです。カーボンファイバーは通常、高性能スーパーカーに採用される軽量素材ですが、この製品ではその採用により、フレーム重量はわずか2.76ポンド(約1.1kg)に抑えられています。 

E1は「同容量の他のシャーシと比較して最軽量のフレーム設計」でありながら、あらゆるハードウェアをしっかりと固定する役割を果たします。ハードウェアに関して言えば、EVGAは最高のものだけを求めています。だからこそ、Z690 Dark Kingpinマザーボードが搭載されており、IntelのフラッグシップモデルであるCore i9-12900K Alder Lakeプロセッサを搭載することは間違いないでしょう。特筆すべきは、マザーボードがスチールケーブルで宙に浮いている点です。これは、お金持ちのマニアにとって究極の「フレックス」と言えるでしょう。冷却には、LCDディスプレイを備えたEVGA第7世代クローズドループ式液冷クーラーが搭載されています。

EVGAはフラッグシップグラフィックカードも発表しました。これは、ヴィンス・ルシード氏が今朝Facebookで予告した次世代GeForce RTX 3090 Ti Kingpinと思われます。このカードは、シングルファン、銅製ヒートシンク、LCDステータスパネルを備えたハイブリッド冷却設計を採用しています。

EVGA E1

(画像提供:EVGA)

その他のハードウェアには、筐体に合わせた3Kカーボンファイバー仕上げの限定版1600ワットTitanium電源ユニットが含まれています。また、レトロな雰囲気を醸し出すアナログゲージが備わり、GPUとCPUの温度を摂氏で表示します。EVGAがシステムに同梱する限定版キーホルダーにもカーボンファイバー仕上げが施されています。 

残念ながら、EVGAはE1の発売時期と価格についてかなり慎重な姿勢を見せています。特に価格に関しては、とてつもなく高額になることは間違いないでしょう。カーボンファイバー製のフレームだけでもかなりの費用がかかるでしょうし、その他のコンポーネントも決して安くはありません。とはいえ、EVGA E1を社内で入手し、しっかりと評価できる日が待ち遠しいです。

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ブランドン・ヒルはTom's Hardwareのシニアエディターです。1990年代後半からAnandTech、DailyTech、Hot HardwareなどでPCとMacのテクノロジーに関する記事を執筆しています。テクノロジーニュースを大量に読んでいない時は、妻と二人の息子と共にノースカロライナ州の山やビーチで過ごしています。