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GeForce 7950 GX2 - シングルカードでのSLI
GeForce モデルの比較: 7900 GX2 と 7950 GX2
設計を見ると、NVIDIAはGeForce 7900 GX2の設計と同様に、下側のPCBにも同じPCIeスイッチを使用していることがわかります。ただし、上側と下側のPCBを接続する3つのライザーではなく、カードの中央を通る1本の長いライザーが配置されており、下側のPCBのファンによるエアフローが向上しています。
NVIDIAによるもう一つの変更点は、DVIポートとVIVOポートを基板下部から上部に移動したことです。この変更により、下部のカードから発生する熱気をケース背面から排出することが可能になりました。ファンの吸気口はカードの端に移動され、ファンが吸い込む空気の量を最大化しました。
冷却設計におけるもう一つの革新は、メモリのレイアウトです。2個のチップを馬蹄形に4組配置するのではなく、NVIDIAは4個ずつのブロックを2つに分け、L字型に配置しました。この設計により、メモリはフロントボードの外縁、ケース中央寄りに配置されます。クーラーの長いセクションが1つ、下側のPCBにあるPCIeスイッチを覆っています。
これらのレイアウトの進化により、主要コンポーネント全体へのエアフローが改善され、NVIDIA GPUから発生する熱気をケース外に排出する効果も期待できます。GeForce 7900GTXの冷却ソリューションは、ケース外の空気の一部を排出しましたが、実際に排出されたのは半分だけで、残りの半分は筐体中央へと流れていました。
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