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レトロなMS-DOSパームトップがRaspberry Pi Zeroで復活

スマートフォンとタブレットの台頭によって無残にも飲み込まれた、サブラップトップの様々な種類の一つであるパー​​ムトップコンピュータが懐かしい。そんな時、カナダのハッカー、Rune Kyndal氏が、Linuxコンピューター(Raspberry Pi Zero W)とカラースクリーンをHP-95LX PDA(パーソナルデジタルアシスタント)の筐体に詰め込んだ。彼は当然のことながら、このデバイスをHPI95LXと名付け、Hackadayでも報じられている。

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Rune KyndalのHPI95LXプロジェクト
(画像提供:ルネ・キンダル)

当時としては革命的だったかもしれませんが、そのスペックは今となってはそれほど印象的ではありません。Raspberry Pi Zero Wも、特にZero 2 Wの発売以降では最先端とは言えませんが、フルグラフィカルデスクトップLinuxを実行でき、小型フォームファクタのため95LXのシェルにすっきり収まります。間違いなく、これまで見てきたRaspberry Piプロジェクトの中でも最高のものの一つです。

新しい画面はバックライト付きカラーLCDタッチスクリーン(開発中)で、サイズは4.3インチ、解像度は800 x 480ピクセルです。この改造により、イーサネット、ステレオスピーカー、マイク、USB 2.0ポート、micro SDカードスロット、HDMI、そしてもちろんPi ZeroのMicro USBポート(電源用)が追加されます。レトロなデータ転送方式を好む方には、95LXのRS232ポートとIRポートがそのまま採用されている点が嬉しいでしょう。

Rune氏はオリジナルのキーボードメンブレンをリバースエンジニアリングし、すべてのキーが意図したとおりに動作することを確認するために、カスタムLinuxキーボードレイアウトファイルを作成しました。内部はカスタムPCBではなく、複数のパーツを熱接着で接合して構成されており、Rune氏は次回作る際にはこの点を修正すると語っています。Rune氏のhackaday.ioページには、このビルドに関する詳細な情報が掲載されています。

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イアン・エヴェンデンは、英国を拠点とするTom's Hardware USのニュースライターです。彼はどんなテーマでも執筆しますが、特にRaspberry PiとDIYロボットに関する記事が彼の目に留まることが多いようです。